【雑記】初めてリプレイが役に立っているテキストが登場した件
皆さんこんにちは！
サマポケRBで追加されたカードの中でかなり変わった効果のカードが出ていました。
それが「ラリーの応酬」です。
一見するとすごく分かりづらいテキストなのですが、要約すると、お互いに複数枚のカードをドローできるイベントですね。
ここで注目したい点が、リプレイを使っているところです。
以前に私はこんな記事を投稿していました。
これまで登場してきたリプレイの効果は単純にテキストの位置を変えただけのものがほとんどで、わざわざリプレイという枠を作る必要性がないものでした（そのまま書けばよくない？という感じ）。
しかし、今回登場した「ラリーの応酬」は見事にリプレイという効果の特徴を活かしています。
文章中に言葉の定義をするときは、基本的にその言葉がその後何回か登場しないとあまり意味がありません。
プログラミングにおける関数のようなものですね。
「ラリーの応酬」では、「ラリー」というリプレイ効果が記載されていますが、この「ラリー」のテキスト内にも「ラリー」が記載されています。
これにより、「ラリー」をしているときに「ラリー」をすればさらに「ラリー」が行われ、それがずっと続いてく…まさに卓球のラリーの応酬の再現となるわけです。
これは普通のテキストの書き方ではうまく再現できず、リプレイを使ったことにより可能になったテキストなのです！
このカードを初めて見たとき、「リプレイがちゃんと有効活用されてる！」と感動しました（多分私だけでしょう）。
ということで、実際にこのカードを使ってみたい！と考えたのですが、このカードをうまく使うのはなかなか難しいと感じました。
「ラリーの応酬」で最初にラリーをするのは相手なのですが、相手は手札を1枚控え室に置くか、置かずにこちらにカードをドローさせるかを選択します。
手札を控え室に置かなければここでラリーは終了し、こちらがデッキからカードを2枚ドローして終わりということになります。
もし手札を控え室に置いた場合、今度はこちらがラリーをして、手札を捨てるか相手にカードを引かせるかを選択することになります。
ここで手札を控え室に置かなければ、相手は追加でカードを1枚ドローでき、こちらは1枚しかドローできないのでイベントで消費した分も含めると手札が増えないという結果となってしまいます。
そのため、基本的にイベントを使った側はラリーを続けることになります。
相手からすればこちらに得はさせたくないので、手札を捨てる選択をして、こちらもラリーを続けていってどちらかの手札がなくなったらお互いに捨てた分ドローする、というのが理想的な流れです。
しかし、多くの場合相手がラリーを続けてくれることはないと思います。
別にラリーをしなくとも相手は損も得もなく、ただこちらが2枚ドローするだけのイベントになりますからね（2ストックで2ドローなら普通の効果に見える）。
ラリーに応じる場合は相手の手札が弱いとき、あるいは相手が山札を削りたいと思っているときなので、相手に得をさせてしまいます。
「ラリーの応酬」を使いたいときはこちらはたくさんドローしたいときか、相手の手札が強いか山札の圧縮率が高いときなのですが、ラリーの主導権が相手にあるので、相手がよっぽどノリノリでない限りこちらのやりたいことはさせてもらえないでしょう。
結局ただの2枚ドローになってしまいそうですが、このカードで能力が誘発するカードもあります。
天善です（カード名が間違ってる…）。
相手を倒すか、「ラリーの応酬」をするたびに成長するカードですが、普通に相打ちに倒されるのでかなり厳しいです。
まとめ
「ラリーの応酬」を活用したデッキはうまく構築することができませんでした…。
相手にラリーを強制させられるカードがあればめちゃくちゃ強かったと思うのですが…（天善がそういう効果を持っていてほしかった）。
こっちがラリーを仕掛けて相手が返してくれないというのは天善っぽくていい気もしますけどね。
もし「ラリーの応酬」をうまく活用できる構築が浮かんだ方は是非教えてほしいです。
ちなみにサマポケRBの卓球はかなり面白かったです。
それでは！
