【雑記】ヴァイスシュヴァルツの査定の話
皆さんこんにちは!
今回はヴァイスシュヴァルツの査定(パワー査定)について書きたいと思います。
そもそも査定とは何かってことと、代表的な査定についてのお話しです。
今回はキャラクターの査定についてのお話しですので、イベントについてはあしからず・・・(というかよくわからない)。
もしなにか間違ってたことを言ってたらコメントとかで教えてくれるとありがたいです。
そもそも査定って何?
ヴァイスシュヴァルツのキャラのカードは、それぞれのキャラのレベルやコスト、持っている効果などによってそのキャラのパワーが異なっています。
そのような、キャラが持っている様々な特徴(これは《特徴》とは別です)によるパワーの変動のことを、査定と呼んだりしています。
簡単に言えば、メリットのある特徴を持っていればその分パワーが下がり、デメリットのある特徴を持っていればパワーが上がります。
レベル3のキャラなどはレベル0からいきなり登場させることはできないかわりに強力なパワーと効果を持っています。
だいたいそんな感じです。
この査定と呼ばれるものは、公式で明言されているものではなく、あくまでこれまで登場したカードから推測したものです。
そのため、もし今後この査定に合わないカードが登場したとしてもおかしくはないです。
今のところこれまでの査定に合っていなかったカードは登場していないはずなので、きちんとバランスは保たれているということですね(ゆるやかにインフレはしている気がしますが・・・)。
効果以外の査定
キャラのパワーに影響を与えるものは、ほとんどが効果以外の部分です。
効果以外でキャラのパワーに関係しているものは以下のとおりです。
- レベル
- コスト
- ソウルアイコン
- ソウル
これらがどのような組み合わせになっているかで、そのキャラのパワーが上下します。
それぞれがどのような査定になっているかは、効果を持たないバニラカードを比較すると分かりやすいです。
例を挙げながら見ていきます。
コスト
キャラの登場に必要なコストですが、このパワー査定は、1コストにつき1500です。
上の2枚のカードを比較すると、どちらも効果を持たないカードですが、「学生服の工藤」の方が登場コストが1多いかわりにパワーが1500多くなっています。
これは他のレベルでも同じです。
このように、レベル1でも登場コストが1増えるとパワーが1500アップするようになっています。
登場コストが多い方が登場させにくくなるため、その分パワーが高くなるということですね。
ソウルアイコン
ソウルアイコンは、カードの右上に記載されている記号で、このカードをトリガーした時にアタック中のキャラのソウルを1上げる効果を持っています。
このソウルアイコンのパワー査定は1000です。
ただしこれはソウルを1上げるアイコンのみに限定しています(一応ソウルアイコンが2つ付いたキャラもいますが、それ以外に例がないので・・・)。
上の2枚を比較すると、ソウルアイコンが付いている方がパワーが1000低くなっています。
ソウルアイコンがある方がダメージを多く与えやすくなるため、その分パワーが下がるということですね(状況にもよる気がしますが・・・)。
ソウル
ソウルはキャラの名前の左下に記載しており、アタック時に相手に与えるダメージのもととなる数値です。
ソウルのパワー査定は1000です。
上の2枚を比較すると、ソウルが2ある方がパワーが1000低くなっています。
こちらも、もともとのソウルが多い方が相手に与えるダメージが多くなりやすいため、その分パワーが下がるということですね。
ちなみに「“マスコット”クド」のパワーは以下のように計算できます。
7000(1/1バニラのパワー)+1500(コスト)-1000(ソウルアイコン)=7500
レベル
キャラのレベルのパワー査定は2500です。
かなり多いですね。
レベルが異なるだけで、そもそもプレイすることができなくなるため、レベルの査定は重く設定されています。
他のレベルも見てみます。
この2枚も、登場コスト、ソウルアイコン、ソウルが同じで、レベルが1多くなるとパワーが2500多くなっていることが分かります。
これらの情報から考えると、現在まだ登場しませんが、レベル3のバニラのパワーがどうなっているかを推測することができます。
3/2のソウル2のキャラの場合、レベル0のバニラのキャラのパワーが3000なので、
3000+2500×3(レベル分)+1500×2(コスト分)-1000(ソウル分)-1000(ソウルアイコン分)=11500
となります。
このレベル3バニラのパワーが11500という数値から、様々な効果の査定がいくつなのかを考えたりするので、結構重要ですね。
効果の査定
ここからは、キャラが持っている様々な効果の査定を見ていきたいと思います。
ヴァイスシュヴァルツの効果は異なるタイトルで同じ効果(対象の《特徴》を変えただけなど)のものが多いので、だいたいはこの査定に当てはまります。
しかし全ての効果の査定を網羅することはできないので、よく見かけるものについて、レベルごとにみていきたいと思います。
効果の名前として互換名を使用します(良かったら以前書いたこの記事を見てね!)。
ちょっと被る内容もあるかもしれませんが、ご了承ください・・・。
レベル0
フィレス
【自】[(1) 手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を見て《〇〇》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。
フィレス互換のパワー査定は500です。
かなり軽いですね。
コストは必要なものの、確実に必要なキャラを持ってくることができ、そのうえパワー査定も軽いのが魅力です。
ちなみに2016年度まではスタンダード構築を考慮した《特徴》の査定というものが存在していました。
効果の対象としている《特徴》によってパワーが変化するというものです。
《音楽》は特に種類が多かったため、パワー査定がさらに1000多くなっています。
《魔法》も結構多かったので、パワー査定が500多くなっています。
現在はこのような《特徴》によるパワー査定の差はなくなりました。
そのせいで古いタイトルはパワーが低いカードを使わざるを得なくなっているものもあります。
収録中
【自】[手札のクライマックスを1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の控え室の《〇〇》のキャラを1枚選び、手札に戻す。
収録中のパワー査定は1000です。
結構重いですが、ストックを消費せずに手札のクライマックスを処理できることを考えれば妥当かなと思います。
コンソール
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードが《〇〇》のキャラなら手札に加え、あなたは自分の手札を1枚選び、控え室に置く。(そうでないなら元に戻す)
コンソールのパワー査定は1000です。
こちらも収録中と同様ストックを消費せずに手札交換ができるところがメリットですね。
暁
【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分の山札を上から4枚まで見て、《〇〇》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、残りのカードを控え室に置く。
暁のパワー査定は1000です。
重い方の査定ですが、強さを考えるとこれでも少ないように感じてしまいますね。
これは回収の対象が色指定になっても査定は同じです。
またPig(控え室に置かれた時)になった場合も同じ査定になっています。
私らしさリゼ
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分の山札の上から3枚までを、公開してよい。1枚以上公開したなら、あなたはそれらのカードの《〇〇》のキャラを1枚まで選び、手札に加え、残りのカードを控え室に置き、自分の手札を1枚選び、控え室に置く。
私らしさリゼ互換のパワー査定は500です。
暁の調整版として登場した感じのこの効果ですが、見られる枚数が1枚少ない分査定が軽くなっていますね。
こちらも結局強かったので、最近はリバース時やPigになっているものが多いです。
移動
【自】 相手のアタックフェイズの始めに、あなたはこのカードを前列のキャラのいない枠に動かしてよい。
純移動のパワー査定は1000です。
無条件で移動できるかわりに結構パワーが下がります。
移動に条件(中央のみ、キャラの正面のみ、拳移動など)を付けるとパワー査定が500になります。
霞
【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは他の自分のキャラを1枚選び、【レスト】し、後列のキャラのいない枠に動かす。
霞のパワー査定は1000です。
結構重いですが、ストックを使わずにキャラを残すことができるので妥当なところでしょう。
相手のリバースが必要な効果にも関わらず査定が重いので、サポートが必要となります。
こちらの効果に《特徴》の指定を付けるとパワー査定が500となります。
最近のタイトルはほとんど《特徴》が統一されているので、こちらの方がパワーが高く使いやすいです。
ジョー
【自】 相手のドローフェイズの始めに、あなたは自分の山札の上から1枚を公開する。そのカードのレベルが1以上なら、あなたはこのカードを手札に戻してよい。(クライマックスのレベルは0として扱う。公開したカードは元に戻す)
ジョーのパワー査定は1000です。
こちらもストックを使わずに手札を維持できる効果なので重めですね。
この効果の条件がレベル2以上になるとパワー査定が500になります。
レベル1以上のカードはデッキにも多いですが、レベル2以上となると構築の時点で工夫が必要になります。
500応援
【永】 応援 このカードの前のあなたのキャラすべてに、パワーを+500。
500応援のパワー査定は1500です。
2016年度までは応援のパワー査定は2000だったのですが、査定が見直され、2017年度以降は1500となりました。
ちなみに《特徴》を指定した全体500パンプはパワー査定が1000なので、500応援より軽いです。
昔は《特徴》もタイトル内で統一されていなかったので、応援にも価値があったのですが、今となっては前列でも仕事をする全体パンプの方が強力ですね(パワー的にも)。
相打ち
【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルが0以下なら、あなたはそのキャラを【リバース】してよい。
通常の相打ち(自分のレベル以下ならリバースできる)はパワー査定が1000です。
やや重いですが、倒されても仕事があるのであまり気にはならないです。
通常の相打ちのパワー査定が1000なのに対して、ストック相打ちとクロック相打ちのパワー査定は1500、ボトム相打ちのパワー査定は2000となっています。
どれも通常の相打ちよりも強力で、特にボトム相打ちは状況によっては相手の山札を増やしてダメージのキャンセルを防いだりできるのでかなり重くなっています。
初風
【自】 アタックフェイズ中、あなたか相手のキャラが、控え室から手札に戻った時、そのプレイヤーのキャラすべてに、そのターン中、ソウルを-3。
初風のパワー査定は0です。
そのため、この効果を持っていてもパワーは変化しません。
このような、両プレイヤーに同じ影響を及ぼすような効果はパワー査定が0となっています。
お互いに損をするからということでしょうが、使うプレイヤーからすれば構築段階でデメリットを無くすことができるので、少しインチキな感じがしますが(構築が縛られるというデメリットはあります)。
レベル1
CXコンボ
CXコンボは色々ありますが、パワー査定は基本的には500です。
クライマックスを置けなければただパワーが低いだけなので、妥当なところでしょう。
CXコンボの効果によってはパワー査定がもっと重くなっているものもあります。
例えば「“夕焼け色の想い”鈴」はCXコンボしか効果がないにも関わらずパワーが4500となっています。
そのため、このCXコンボのパワー査定は1000ということですね。
ノーコストで確実に手札を増やせることを重く見ていたようです。
ガウル
【永】 他のあなたの《〇〇》のキャラ1枚につき、このカードのパワーを+500。
ガウルのパワー査定は1000です。
もともとのパワーが低いかわりに、最大値はバニラよりも1000高くなります。
【永】 他のあなたの《〇〇》のキャラが2枚以上なら、このカードのパワーを+2000。
最近はこのような効果も登場しており、パワー査定がガウルと同じなのにも関わらず、舞台のキャラが3枚だけでガウルの最大パワーと同じになります。
ガウルの方がパワーが高いのは舞台のキャラが2枚の時だけなので、基本的にこちらの効果の方が強いです。
こういうところで少しずつインフレを感じますね・・・。
邂逅
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、そのターン中、このカードのパワーを+X。Xはあなたの《〇〇》のキャラの枚数×500に等しい。
邂逅のパワー査定は500です。
登場時しかパワー上昇がないため査定が軽めです。
その割にパワーの最大値が7500もあるので、アタッカーに困ったらとりあえずこれ、といった感じです。
ちなみに登場時の1500パンプも同じくパワー査定が500です。
前列にしかキャラを出さない時は邂逅よりこちらの方が使いやすいですね。
この効果だけだと微妙に見えるのに、CXコンボがつくと結構良く見えるのが不思議です。
アンコール
レベル1までは手札アンコールやクロックアンコールなどはパワー査定が500です。
パワーを少しだけ下げるかわりに維持しやすくしているデザインです。
これがレベル2以上になり、登場コストが増えるとパワー査定が変わってきます。
レベル2
アンコール
レベル2以上のアンコールですが、2/1までだとパワー査定は500ですが、2/2以上になるとパワー査定が1000になります。
1枚の手札や1クロックで維持できるカードが1コスト以下のものと2コスト以上のものでは当然価値が変わってくるため、パワー査定に差が出ています。
しかし、このアンコールのコストに《特徴》などの指定を付けると査定が軽くなり、パワー査定が500となります。
最近のタイトルは《特徴》統一されているのが当たり前なので、こちらの方がお得ですね。
なぜタイトルごとに《特徴》指定を付けたり付けなかったりしているかはブシロードの方しか分かりませんが、おそらくカードプールごとの調整ということなのでしょう。
早出しメタ相打ち
【自】 このカードが【リバース】した時、このカードのバトル相手のレベルが相手のレベルより高いなら、あなたはそのキャラを【リバース】してよい。
早出しメタ相打ちのパワー査定は1000です。
通常の相打ちと同じですね。
ちなみにレベル2以下の相打ちの査定は3000でかなり重いです。
こちらも通常の相打ちと同様、ストック相打ちとクロック相打ちのパワー査定は1500、ボトム相打ちのパワー査定は2000となっています。
レベル3
回復
【自】 このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたは自分のクロックの上から1枚を、控え室に置いてよい。
回復のパワー査定は1000です。
上のカードで考えると、ガウルのパワー査定が1000なので、
11500(レベル3バニラの数値)-1000(回復分)-1000(ガウル分)=9500
となります。
他の登場時のドロー効果や控え室回収などの効果もパワー査定は1000となっています。
ちなみに最近上のアクアに強力なCXコンボが付いたカードが登場したので、もう使われることはなさそうですね・・・。
【自】[手札を1枚控え室に置く] このカードが手札から舞台に置かれた時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、あなたは自分のクロックの上から1枚を、ストック置場に置く。
千鳥ヒールも通常の回復と同じくパワー査定が1000です。
一概にどちらの方が良いとは言えないので妥当なところでしょう。
ショット
【自】 この能力は1ターンにつき1回まで発動する。このカードが手札から舞台に置かれたターン中、このカードの与えたダメージがキャンセルされた時、あなたは相手に1ダメージを与えてよい。(ダメージキャンセルは発生する)
登場時のショットのパワー査定は500です。
割と軽い効果なので、他にもおまけが欲しいところですね。
【自】 この能力は1ターンにつき1回まで発動する。このカードが手札から舞台に置かれたターン中、このカードの与えたダメージがキャンセルされた時、あなたは自分の山札の上から1枚を、控え室に置き、相手にXダメージを与える。Xはそのカードのレベル+1に等しい。(クライマックスのレベルは0として扱う。ダメージキャンセルは発生する)
また、武蔵ショットはパワー査定が1000となっています。
通常のショットと比べ、与えられるダメージが多いため、より重い査定になっています。
この武蔵のパワーは以下のように計算できます。
11500(レベル3のバニラの数値)+500(サイドできない分)-1000(武蔵ショット分)=11000
早出し
早出しにも色々な種類がありますが、控え室のクライマックスを参照するもの、山札の枚数を参照するもの、クロック置き場を参照するものなどはパワー査定が500になっています。
通常レベル3からしか使えないカードを条件付きでレベル2から使用できる代償がパワー500というのは少し軽いような気がしなくもないです(レベルの査定は2500もありますし)。
【永】 あなたの《〇〇》のキャラが4枚以上なら、あなたの手札のこのカードのレベルを-1。
しかし、自分の舞台の指定《特徴》のキャラが4枚以上という条件(いわゆる4面早出し)はパワー査定が1000となっています。
他の早出しとは異なり、相手に依存せず自分のカードだけで条件を達成できるため、とても早出しが簡単です(実質2/2みたいなものです)。
そのため他の早出しよりも重い査定となっています。
それでも十分強いんですけどね。
まとめ
最近ソウル0のキャラが登場して話題になりましたが、このカードのパワーは以下のように計算できます。
9000(2/2のバニラの数値)+1000×2(ソウル分)+1000(ソウルアイコン分)=12000
別に査定を知っているからと言って試合に有利になることはないのですが、どういう計算でキャラのパワーが決まっているかを知ることはできます。
このパワー査定を知っていると、この効果とこの効果は組み合わせられるのかと分かったりします。
本当に強力なカードを作ろうと思えば、パワー査定上作ることはできると思いますが、それはインフレになってしまうので慎重にカードデザインをしているのでしょう。
インフレが少ないことがヴァイスシュヴァルツの魅力の1つですからね。
ただしここで書いたパワー査定はあくまで推測であり、公式ではっきりと言われていることではないので、そこは要注意です。
最後まで見てくれた方はありがとうございます!
何かおかしなこと書いてたらおしえてください。
それでは!