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【雑記】リフレッシュとレベルアップあたりの処理

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皆さんこんにちは!

 

WGP東京大会も終わったところで、さまざまな方がブログ等でヴァイスシュヴァルツの記事を書かれていますね。

ヴァイスシュヴァルツの記事を読むのは面白いので、もっと増えてくれると嬉しいですね。

 

私も流れに便乗して新しい記事を投稿したかったのですが、なかなか書きたい内容がないと定期的な更新は難しいのです・・・。

 

今回は1つまとめたい内容があったので記事を書かせていただきました。

 

ずばり、リフレッシュやレベルアップまわりの処理についてです。

 

ヴァイスシュヴァルツの独特なルールと言えば、やっぱりリフレッシュとレベルアップだと思います(たいていのカードゲームはデッキがなくなったら負けですし)。

このリフレッシュとレベルアップまわりの処理はなかなか混乱することもあったので、実例を挙げつつ処理の仕方をまとめたいと思います。

 

もし間違っているようでしたらコメントやリプなどで教えていただけるとありがたいです。

 

大体は公式のQ&Aに載ってるんですけどね・・・。

 

 

リフレッシュとレベルアップの基本

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まずはリフレッシュとレベルアップの基本的な処理の仕方についてです。

 

具体的な内容については公式HPの総合ルールに記載されていますので、そちらを参照してください(9.ルール処理)。

ヴァイスシュヴァルツ総合ルール>

https://ws-tcg.com/wordpress/wp-content/uploads/rule/WS_rule_1.86.pdf

 

ヴァイスシュヴァルツにはカードの効果による処理とルール処理があります。

ルール処理の例としては、リフレッシュやレベルアップ、圧殺(1つの枠に複数のキャラが置かれることの通称)などがあります。

 

このルール処理にも種類があり、「割り込み型ルール処理」と「チェック型ルール処理」があります。

 

割り込み型ルール処理

割り込み型ルール処理は、そのルール処理が行われる条件が満たされている場合、実行中の行動を中断して実行される処理です。

 

割り込み型ルール処理は以下の2つです。

  • リシャッフル処理(リフレッシュ)
  • レベルアップ処理

 

もし他の効果の処理中にこれらの処理条件が満たされれば、先にこれらのルール処理を実行して、それが終わった後で中断した残りの処理を実行します。

 

イメージとしては下の図のような感じです。

 

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もしこのリフレッシュとレベルアップが同時に発生した場合(クロック6枚、デッキが1枚でデッキのカードをクロックに置いた場合など)は、それを実行するプレイヤーが好きな順番で処理を実行します。

そのため、たいていの場合は先にリフレッシュを実行することでクロックにあるカードを山札に戻さないようにして山札のクライマックスの割合を高めたりします。

 

リフレッシュとレベルアップが複数のプレイヤーで同時に発生した場合は、ターンプレイヤーから先にルール処理を実行して、その後もう1人のプレイヤーがルール処理を実行します。

 

これらのルール処理は実行しないとゲームの進行ができなくなるので、最優先で実行されます(山札がないとダメージチェックなどができなくなりますしね)。

 

ちなみに、能力のコストの支払いは同時に行われるため、もしコストが[(1) あなたの山札の上から1枚をクロック置場に置く]となっていた場合は、ストック1枚を控え室に置いてクロックを増やした後でルール処理を実行します。

山札が1枚の時、コストとして支払うストックの1枚はリフレッシュ後の山札に戻るということですね。

 

チェック型ルール処理

チェック型ルール処理は、チェックタイミングのみでその処理条件を満たしているかを確認して、満たしている場合に処理を実行します。

他の行動を実行中に条件を満たしたとしても、その後のチェックタイミングの段階で条件が満たされていなければ処理は実行されません。

 

チェック型ルール処理は以下のものがあります。

  • リフレッシュポイント解決処理
  • キャラの重複処理(圧殺)
  • クライマックスの重複処理
  • キャラのパワー不足処理
  • 無所属マーカー処理
  • 敗北判定処理

 

チェックタイミングは各フェイズの始めと終わり、カードをプレイした時や何か行動をした後で発生します(詳細は総合ルールを参照してください)。

 

今回はリフレッシュとレベルアップについてまとめるので、リフレッシュポイント解決処理(リフダメ)についてまとめます。

 

リフダメを受ける流れは以下のようになります。

  1. 山札がなくなったときに即座にリシャッフルを実行する。
  2. 1回リシャッフルするごとにリフレッシュポイントが1点加算される。
  3. その後のチェックタイミングで貯まったリフレッシュポイントが1以上なら山札の上から1枚をクロック置き場に置き、リフレッシュポイントを1減らす。

 

省略されるのがほとんどですが、実際はこんな流れになっているんですね。

そのため、もし「相手の山札の上から100枚を控え室に置く」といった効果があった時は、必ず2回以上リフレッシュをする必要があり、100枚を控え室に置いた後でリフレッシュした回数分だけダメージを受けるということですね(ありえないとは思いますが・・・)。

 

イメージとしては下の図のような感じです。

 

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いくつかの効果が同時に発動条件を満たして、その中の効果の処理中にリフレッシュが実行された場合、その効果の処理後にチェックタイミングが発生し、そこでリフダメを受けます。

リフダメを受けずに次の効果に移ることはありません。

 

リフダメは実際はダメージではなくキャンセルすることができないため、どのタイミングでリフダメを受けるのかはしっかりと理解しておく必要があります。

でないと、本当はキャンセルするはずだったものをリフダメとして処理してしまったなどのトラブルが起こってしまいます。

 

実例

1.ダメージチェック

まず最もよくあると思われるダメージチェック時のリフレッシュとレベルアップの処理についてです(今更説明する必要はない気もしますが・・・)。

 

ダメージチェックで受けたダメージ分のカードをめくっている途中で山札がなくなった場合、そこでリフレッシュを実行します。

山札の再構築が終わったら、残りのダメージ分のカードをめくり、キャンセルしていないならそのままクロック置き場に置き、その後リフダメを受けます。

ここでクライマックスがめくれていたらそれまでのダメージをキャンセルしてリフダメを受けます。

 

このダメージチェックという行動はめくったカードを一時的に解決領域という場所に置きます。

解決領域とは効果の処理のために一時的にカードが置かれる場所で、これは山札や控え室、舞台、クロック置き場などのような場所ではない独立した場所です。

直接クロック置き場に置かれているわけではありません(直接クロック置き場にカードを置く場合は「ダメージを与える」ではなく「クロック置き場に置く」と書かれています)。

 

もし相手のクロックが6枚で、相手の山札が1枚でこちらが相手に1点ダメージを与えた場合を考えてみます。

相手がダメージチェックでめくったカードによって以下のような処理になります。

 

Q86 (2008-07-22)
Qクロックが6枚、山札が残り1枚の時に、1ダメージを受けます。めくったカードはクライマックス以外のカードでした。どのような手順で処理をすればいいですか?
A以下の手順で処理をします。〈【1】ダメージ処理でめくったカードを解決領域に置き、山札をリフレッシュし、ダメージキャンセルは発生していないので、めくったカードをクロック置場に置きます。【2】クロックが7枚になったので、レベルアップします。【3】リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置きます。〉

 

Q87 (2011-03-25)
Qクロックが6枚、山札が残り1枚の時に、1ダメージを受けます。めくったカードはクライマックスでした。どのような手順で処理をすればいいですか?
A以下の手順で処理をします。〈【1】ダメージ処理でめくったカードを解決領域に置き、山札をリフレッシュし、ダメージキャンセルが発生したので、めくったカードを控え室に置きます。【2】リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置きます。【3】クロックが7枚になったので、レベルアップします。〉

 

つまり、ダメージチェックでめくった山札のボトムのクライマックスはリフレッシュ後の山札には戻すことができないということですね。

また、この場合リフレッシュとレベルアップが同時に発生していないため順番を選べないので注意が必要です。

 

2.クライマックスのトリガー

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クライマックスをトリガーした時のことを考えます。

 

まずはカードをトリガーした時の流れを整理します。

  1. トリガーしたカードを解決領域に置く。
  2. トリガーしたカードのアイコンの効果処理を実行する。
  3. 解決領域にあるトリガーしたカードをストック置き場に置く。

 

この処理の途中でリフダメを受けることはありません。

この流れを把握しておくとクライマックスをトリガーした時の処理には困らないと思います。

 

山札が1枚の時にクライマックスをトリガーした場合を考えてみます。

トリガーしたカードは一度解決領域に置かれるため、トリガーアイコンの処理はリフレッシュ後となります。

そのため、控え室のカードを参照するアイコンの効果は不発となってしまいます(チョイス、扉、電源、門)。

リフダメを受けるタイミングもトリガーアイコンの処理後なので、クロックが6枚だったとしても、それらのカードを対象とすることはできません。

逆に控え室の有無にかかわらないアイコンはリフレッシュ後に使用することができます(風、炎、袋、宝、本)。

 

Q47 (2008-04-14
Q山札が残り1枚の時にカムバックアイコンのカードがトリガーしました。どのような手順で処理をすればいいですか?
A以下の手順で処理をします。〈【1】トリガーでめくったカードを解決領域に置きます。【2】山札をリフレッシュします。【3】カムバックアイコンの効果で、控え室のキャラを手札に戻すことができますが、控え室にカードが無いので、効果の解決に失敗します。【4】トリガーしたカードをストック置場に置きます。【5】リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置きます。〉
Q48 (2011-03-25)
Q山札が残り1枚の時に、トレジャーアイコンのカードがトリガーしました。どのような手順で処理をすればいいですか?
A以下の手順で処理をします。〈【1】トリガーでめくったカードを解決領域に置きます。【2】山札をリフレッシュします。【3】トレジャーアイコンの効果で、トリガーしたカードを手札に戻します。【4】トレジャーアイコンの効果で、山札の上から1枚をストック置場に置くことができます。【5】リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置きます。〉

 

こうしてみると山札のボトムにクライマックスがあるといいことがあまりないですね・・・。

 

また、ひなろじ以降トリガーに関する新しい効果が生まれました。

 

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【自】[(1)] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う。

 

2回のトリガーチェックを行う効果、いわゆるツインドライブというやつですね。

これとクライマックスのトリガー、リフレッシュが絡まると少しややこしくなります。

 

ツインドライブについては結構Q&Aが充実しています。

Q502 (2018-02-13)
[BD/W54-026:“夕影の思い出”美竹蘭]
[HLL/WE29-26SP:模擬戦開始 リオン]
[BD/W54-026SSP:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/WE31-002:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-002S:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[SMP/W60-008:“お互いの場所”しろは]
[FXX/S57-030:ささやかな祝福 イクノ]
[FXX/S57-083FX:クロロフィッツ]
[OVL/S62-083:護国の戦い モモン]
[BD/W54-026SPb:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-026SPa:“夕影の思い出”美竹蘭]
[HLL/WE29-26HR:模擬戦開始 リオン]
[BD/WE31-002H:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-002SPM:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[SMP/W60-008S:“お互いの場所”しろは]
[FXX/S57-083:クロロフィッツ]
[OVL/S62-005:人間への称賛 モモン]
Q『あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う』について。
山札が1枚の場合、どのように解決しますか?
A具体的に以下の順で解決します。
【1】1回目のトリガーチェックを行う。
【2】リフレッシュする。その後、トリガーの効果を解決してストック置場に置く。
【3】2回目のトリガーチェックを行う。トリガーの効果を解決してストック置場に置く。
【4】リフレッシュポイントの解決処理として山札の上から1枚をクロック置場に置く。
【5】発動している自動能力があれば解決する。
Q490 (2018-02-13)
[BD/W54-026:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-026SPa:“夕影の思い出”美竹蘭]
[SMP/W60-008:“お互いの場所”しろは]
[FXX/S57-030:ささやかな祝福 イクノ]
[FXX/S57-083FX:クロロフィッツ]
[OVL/S62-083:護国の戦い モモン]
[BD/W54-026SPb:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-026SSP:“夕影の思い出”美竹蘭]
[SMP/W60-008S:“お互いの場所”しろは]
[FXX/S57-083:クロロフィッツ]
[OVL/S62-005:人間への称賛 モモン]
Q『【自】[(1)] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う。』について。
1回目のトリガーチェックで【特定のトリガーアイコン】をトリガーしました。
この場合、【特定のトリガーアイコン】を解決するのと、2回目のトリガーチェックと、どちらから行いますか?
A先に【特定のトリガーアイコン】の効果を解決します。
トリガーチェックを2回行う場合、トリガーチェックごとにトリガーしたカードの持つトリガーアイコンの効果を解決します。

 

1回目でクライマックスをトリガーすればその時にアイコンの処理を行い、2回目のトリガーチェックも同様に行い、途中でリフレッシュを挟んでいれば最後にリフダメを受ける、という流れですね。

 

また、トリガーチェックで特定のカードをトリガーした時に発動する効果も存在します。

それの処理は以下のとおりです。

Q186 (2009-11-20
Q『【自】[(1)] あなたのキャラのトリガーチェックでクライマックスがでた時、そのカードのトリガーアイコンが(特定のアイコン)なら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、~』などについて。
(特定のアイコン)がトリガーした場合、どのような手順で処理をすればいいですか?
A以下の手順で処理をします。〈【1】トリガーアイコンの効果を解決します。【2】トリガーチェックでめくったカードをストック置場に置きます。【3】質問の自動能力のコストを支払いプレイします。〉
Q491 (2017-12-21)
[BD/W54-009:“ステージ”松原花音]
[BD/W54-009SPMb:“ステージ”松原花音]
[BD/W54-026SPa:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-026SSP:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-009SPMa:“ステージ”松原花音]
[BD/W54-026:“夕影の思い出”美竹蘭]
[BD/W54-026SPb:“夕影の思い出”美竹蘭]
Q『【自】[(1)] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う。』を持っているキャラの1回目のトリガーチェックで「“ミッシェルのヒミツ”奥沢美咲」か「“ステージ”弦巻こころ」がでた時、自分の舞台に「“ステージ”松原花音」がいました。
この場合、2回目のトリガーチェックと「“ステージ”松原花音」の自動能力はどちらから解決しますか?
A先に2回目のトリガーチェックを行います。
その後、既に発動している「“ステージ”松原花音」の自動能力を解決することができます。
Q533 (2018-08-13)
[BD/WE31-002:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-002H:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-002S:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-002SPM:“笑顔のマジック”奥沢美咲]
[BD/WE31-004:“笑顔のマジック”弦巻こころ]
[BD/WE31-004H:“笑顔のマジック”弦巻こころ]
[BD/WE31-004S:“笑顔のマジック”弦巻こころ]
[BD/WE31-004SPM:“笑顔のマジック”弦巻こころ]
Q「“笑顔のマジック”奥沢美咲」のCXコンボで「“笑顔のマジック”弦巻こころ」に『【自】[(1)] このカードがアタックした時、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、そのアタック中、あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う。』を付与しました。
「“笑顔のマジック”弦巻こころ」でアタックした時、『あなたはトリガーステップにトリガーチェックを2回行う。』と『【自】 このカードのトリガーチェックでトリガーアイコンにがあるカードがでた時、あなたは自分の山札を見て《音楽》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。』はどの順序で処理を行えばよいですか?
Aトリガーチェックを2回行った後、「“笑顔のマジック”弦巻こころ」の自動能力が発動している回数だけ解決します。

 

実際のカードで考えてみます。

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舞台に「思わぬ熱意 恵」が1枚あり、クライマックス置き場に「フラグを折らなかった彼女」があり、「宝物を見つけに 恵」が2回アタックした後で、「揺れ動く心 恵」がアタック時山札が1枚(宝と想定)でCXコンボで2回トリガーチェックを行い、宝を2回トリガーする場合を考えてみます(割とありえそう?)。

 

  1. 1回目のトリガーチェックで宝をトリガーし、トリガーした宝は解決領域に置き、リフレッシュを実行する。
  2. 解決領域にある宝を手札に加え、リフレッシュ後の山札の上を1枚ストックに置くか選択する(この時点で「宝物を見つけに 恵」により「揺れ動く心 恵」に付与された効果2つと「思わぬ熱意 恵」の効果1つが発動待機状態、処理はしない)。
  3. 2回目のトリガーチェックで宝をトリガーし、トリガーした宝は解決領域に置く。
  4. 解決領域にある宝を手札に加え、山札の上の1枚をストックに置くか選択する(この時点で「宝物を見つけに 恵」により「揺れ動く心 恵」に付与された効果2つと「思わぬ熱意 恵」の効果1つが追加で発動待機状態、処理はしない)。
  5. リフレッシュポイントが1点あるため、デッキの上から1枚をクロック置き場に置く。
  6. 発動待機状態となっている「宝物を見つけに 恵」により「揺れ動く心 恵」に付与された効果が4つと「思わぬ熱意 恵」の効果2つを好きな順番で処理する。

 

こんな感じになりますね。

トリガーチェックが終了した時点でチェックタイミングがあるので、そこでリフダメを受けます。

宝を使用する場合は特にトリガーチェックに注意が必要ですね。

 

3.集中

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【起】 集中 [(1) このカードを【レスト】する] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《〇〇》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。

 

集中におけるリフレッシュあたりの処理についてまとめます。

 

集中でめくったカードは一度解決領域に置かれます。

それだけ把握しておけば大体の処理はできると思います。

 

Q79 (2018-01-15)
Q山札が2枚の時に『集中』の効果でカードを4枚めくります。どのように処理すればよいですか?
Aまず2枚めくりそれらのカードを解決領域に置き、それらのカードを含めずに山札をリフレッシュします。そして、リフレッシュ後の山札から残りの2枚をめくり解決領域に置き、めくった4枚のカードを解決領域から控え室に置きます。めくったカードにクライマックスが含まれているなら『集中』の効果の続きを解決し、その後でリフレッシュポイントの解決処理を行います。
Q80 (2018-01-15)
Q残りの山札が4枚の状態で『集中』の効果で山札を4枚めくりました。この4枚のカードはリフレッシュで山札に戻りますか?
また、リフレッシュポイントはどのタイミングで処理しますか?
Aいいえ、戻りません。『集中』でめくったカードは一度解決領域に置かれ、その後で控え室に置かれます。そのため4枚目をめくって解決領域に置いた時点でリフレッシュを行い、リフレッシュ後にそれらのカードを控え室に置きます。めくったカードにクライマックスが含まれているなら『集中』の効果の続きを解決し、その後でリフレッシュポイントの解決処理を行います。
Q253 (2014-09-22)
Q『【起】 集中 [(1) あなたのキャラを2枚レストする] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。それらのカードのクライマックス1枚につき、あなたは自分の山札を見て《指定の特徴》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。』などについて。
山札が残り5枚のときに、『集中』の効果でめくったカードの中にクライマックスが2枚ありました。この場合、山札から手札にカードを2枚加えることはできますか?
Aはい、できます。この『集中』では、『あなたは自分の山札を見て《指定の特徴》のキャラを1枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。』という行動を、めくれたクライマックスの枚数と同じだけ繰り返します。1回目の行動で《指定の特徴》のキャラを手札に加えた場合、山札をリフレッシュし、効果の続きとして2回目の行動を行います。効果の解決が終わった後、リフレッシュを行ったので、山札の上から1枚をクロック置場に置きます。

 

集中によりリフレッシュを挟んでクライマックスが複数枚めくれた場合は、そのめくれた枚数分の処理をしてからリフダメを受けます。

 

また、山札が4枚以下の場合は控え室回収の集中はめくった4枚の中からしか選べません。

山札サーチの集中であればリフレッシュを挟んだ場合、リフレッシュ後の山札からサーチすることができます。

山札サーチ集中で複数枚クライマックスがめくれた場合、本当は1枚選ぶごとにシャッフルをするのですが、意味がないので基本的には省略されます。

 

最近の集中は同じテキストで統一されているのですが、過去のカードの中には同じ集中でも微妙に異なるテキストを持つカードがあります。

それらは処理が異なる場合があるので注意が必要です。

 

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【起】 集中 [(1)] あなたは自分の山札の上から4枚をめくり、控え室に置く。あなたは自分の山札を見て《アバター》か《ネット》のキャラをX枚まで選んで相手に見せ、手札に加え、その山札をシャッフルする。あなたは自分の手札をX枚選び、控え室に置く。Xはそれらのカードのクライマックスの枚数に等しい。

 

例えば「木漏れ日の中 シノン」は上のような集中の効果を持っています。

このように枚数をX枚と指定している効果はクライマックスがめくれなくてもシャッフルする必要があります(0枚手札に加え、山札をシャッフルする、という処理)。

 

また、山札が5枚でクライマックスが2枚めくれたとき、新しい方のテキストなら1枚サーチを複数回行うためリフレッシュを挟んでカードを複数枚サーチできます(Q253)。

しかし、こちらの古い方のテキストだと、サーチは1回しか行えないため、たとえ2枚までサーチできるとしてもデッキが1枚しかなければ1枚しか手札に加えることができません(そのうえ手札を2枚控え室に置く必要があります)。

 

最近はこのような表記ゆれはないのですが、古めのカードを使用する際は要注意です。

 

4.山札の上から~枚まで見る、ドロー系、落下系

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冬のひととき 暁」や「新田 美波」、レベル3のキャラの登場時効果などにある「山札の上から○○枚まで見て」という効果でのリフレッシュ処理についてです。

 

これらの「デッキの上から○○枚まで見て」という行動は、文字どおりデッキのカードをそのまま見ている状態です。

見ているカードを解決領域に置く訳ではないのです。

そのため、デッキの枚数が4枚の時に暁の効果を使って4枚のカードを見た時点では、デッキのカードはまだ4枚あるため、リフレッシュが発生しません。

4枚の中から1枚選んで手札に加えた後で、残りのカード(デッキのカード扱い)を直接控え室に置き、このタイミングでデッキがなくなるため、リフレッシュ処理が発生します。

 

そのため、集中ではデッキのボトムにあるクライマックスをリフレッシュ後の山札に戻すことができませんが、暁のような効果であればデッキのボトムにあるクライマックスもリフレッシュ後の山札に戻すことができます。

 

しかしデッキのカードを直接見る効果であるため、デッキの枚数が3枚以下の場合は3枚より多くカードを見ることはできません。

 

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それは「“私の恩返し”渡辺 曜」などでも同じで、ただ山札のカードを公開するだけで、領域を移動しているわけではないため、デッキの枚数が少ないと公開できる枚数が減ってしまいます。

 

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私らしさ リゼ」の効果の場合も同様で、デッキカードを公開しているだけなので、カードを公開した時点ではリフレッシュ処理は発生せず、カードを選択して残りのカードを控え室に置いた時にリフレッシュ処理が発生します。

この効果でリフレッシュを挟んだ場合、リフレッシュ後に手札を1枚控え室に置き、その後リフダメを受けます。

暁と違い、リフレッシュを挟むと手札のクライマックスをリフレッシュ後の山札に戻したりできません。

逆にリフレッシュ後に控え室にカード置けるのはメリットでもあります。

 

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レベル3のキャラの登場時効果にある、2枚まで引いて1枚を控え室に置く効果の途中でリフレッシュを挟む場合も、手札を控え室に置くのはリフレッシュ後で、その後でリフダメを受けます。

 

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またデッキの上から○○枚を控え室に置く効果の場合、途中でリフレッシュを挟んでも効果の処理が可能なため、リフレッシュ後に残りの枚数を控え室に置いた後でリフダメを受けます。

 

カードが領域を移動しているのかを意識することが大切ですね。

 

5.ショット

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ショット効果とリフレッシュについてです。

 

デッキボトムのクライマックスでキャンセルした時、リフダメとショットのダメージはどちらが先か?という内容です。

こちらは公式にQ&Aがあります。

Q49 (2011-12-09)
Q自分のキャラでアタックして「ショットアイコン」がトリガーしました。その後、ダメージステップで相手の山札の最後の1枚がクライマックスだったため、リフレッシュを行い、ダメージキャンセルが発生しました。〈ショットアイコンの効果による1ダメージ〉と〈リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置く〉はどちらを先に処理するのですか?
Aルール処理である〈リフレッシュのペナルティとして、山札の上から1枚をクロック置場に置く〉を先に処理した後、自動能力である〈ショットアイコンの効果による1ダメージ〉をプレイします。

上でも説明しましたが、ダメージチェックの際にめくったカードは、それがクライマックスであるかに関わらず、一度解決領域に置かれます。

その後、デッキのカードがなくなったためリフレッシュを実行します。

そしてダメージチェックで解決領域にあるカードがクライマックスであるためダメージをキャンセルし、めくったカードを控え室に置きます(ここでショットが発動待機状態になる)。

ダメージチェックの後で発動待機状態の効果処理に移る前にチェックタイミングがあります。

ここでリフレッシュポイントが1点あるためリフダメを1点受けます。

チェックタイミングに処理すべきルール処理をすべて実行したので、その後で発動待機状態のショットの処理に移るという流れですね(リフレッシュ後の山札からクライマックスがめくれた場合も同様です)。

 

あまりによくある状況なので、大体の方はご存知とは思いますが、知らない方は知っておいた方が良いでしょう。

 

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ちなみに炎アイコンによるダメージはキャラの自動効果ではなくクライマックスの効果によるダメージなので「おめでとうの会 かばんちゃん」などの影響は受けません。

 

6.連続ダメージ効果

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最近は強力な効果が増えて、一度に何回もダメージを与えるものもあります。

それらの効果を与えている途中でリフレッシュが発生した場合はリフダメと効果ダメージのどちらが先か?という内容です。

 

まずは分かりやすそうな「出会えてよかった チノ&ココア」で考えてみます。

相手の山札が1枚の時に、「出会えてよかった チノ&ココア」のCXコンボを発動させた場合、まず1ダメージを与える効果のダメージチェックでデッキのカードを解決領域に置きます。

デッキのカードがなくなったためリフレッシュを行い、解決領域のカードをクロック置き場に置きます。

ここで「出会えてよかった チノ&ココア」のCXコンボの効果を読むと、

【自】[(2) 手札を2枚控え室に置く] このカードがアタックした時、クライマックス置場に「枕投げ」があるなら、あなたはコストを払ってよい。そうしたら、相手に1ダメージを与え、相手に1ダメージを与え、そのターン中、このカードのパワーを+6000。(ダメージキャンセルは発生する)

となっており、1点ダメージを2回与えて、パワーを6000アップするまでが1つの効果となっています。

実行中の行動やキャラの効果の処理が終わるまではチェックタイミングがないので、ここではリフダメは受けません。

その後、CXコンボによりもう1点ダメージを与えた後、パワーを6000アップした後でリフダメを受けます。

 

出会えてよかった チノ&ココア」のCXコンボは複数回ダメージを与える効果が1つの効果になっているため、途中にリフレッシュを挟んだとしてもリフダメは効果の処理がすべて終わってからとなります。

 

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次に「“ツヴァイフォーム”イリヤ」の場合で考えてみます。

“ツヴァイフォーム”イリヤ」がCXコンボを発動できる状態でアタックし、以下の2つの効果が付与されました。

  • 【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは相手に2ダメージを与えてよい。
  • 【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは相手に5ダメージを与えてよい。

アタックのダメージ処理後、相手キャラをリバースし、上記の2つの効果が発動待機状態となりました。

発動待機状態の効果はターンプレイヤーから好きな順番で処理できるので、2ダメージ与える方を選択しました。

相手のデッキが1枚で、ダメージチェックでめくるとクライマックスでした。

その後リフレッシュしてクライマックスは控え室に置かれました。

ここで、「【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは相手に2ダメージを与えてよい。」という効果の処理はすべて完了したので、チェックタイミングが生じます。

そのため、このタイミングでリフダメを受けます。

その後、発動待機状態である「【自】 このカードのバトル相手が【リバース】した時、あなたは相手に5ダメージを与えてよい。」の処理に移ります。

 

“ツヴァイフォーム”イリヤ」は「出会えてよかった チノ&ココア」と異なり、複数の効果による効果ダメージであるため、1つの効果を処理した後でチェックタイミングが生じます。

そのためリフダメを受けるタイミングが変わってきます。

 

だからといってどっちの方が良いとかはない気がしますが・・・。

 

まとめ

後半ほとんどレベルアップは関係なかったですね・・・。

 

このあたりの処理は、割り込み型ルール処理とチェック型ルール処理の性質、カードを解決領域に置くということを念頭に置いておくと全部うまくできますね。

 

何か間違いがあったらリプとかで教えてください・・・。

 

自分用にまとめておきたいと思った内容だったので、読んでくださった方はありがとうございます。

 

それでは!