【大会レポ】ジョジョタイトルカップとデッキレシピ
皆さんこんにちは!
今回は先日トレーディングカードショップ ジャスティスで開催されたジョジョのタイトルカップの内容について書きたいと思います。
実は、『ヴァイスシュヴァルツ「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」全国最強ショップ決定戦』という大会で優勝したトレーディングカードショップ ジャスティスにて、「ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風」のタイトルカップが開催されたのです。
BCFやWGP以外でタイトルカップが開催されるのはかなりめずらしいですね。
今期はジョジョのタイトルカップの優勝を目指していたので、こちらの大会にも参加しました。
使用デッキ
宝扉ジョジョ
以前の記事でも少し紹介しましたが、「偉大なる教え ペッシ&B・B」を中心としたデッキです。
「偉大なる教え ペッシ&B・B」はCXコンボによりストックと手札を同時に増やすことができます。
その上、思い出に「偉大なる教え プロシュート」があるとパワーが大きく上昇し、レベル1のコスト0キャラでありながら、最大パワーは8500となります。
さらに対応クライマックスが宝ということもあり、非常に強力なカードです。
ネオスタンダードでは思い出が少ない状態でのCXコンボの発動が難しく、思ったように動けないこともあるのですが、ジョジョ同士の対決であれば「偉大なる教え ペッシ&B・B」のパワーを超えられるレベル1のキャラはほとんどいないため、CXコンボを発動できる機会が多いです。
ジョジョのプールの中には光景互換もないので、安心してストックを貯めることができます。
相手の「偉大なる教え ペッシ&B・B」を倒しやすいのもまた「偉大なる教え ペッシ&B・B」なので、こちらを主軸にしたデッキを使用している方が多かったです。
詳細については後半で書きます。
ここから大会の内容についてです。
大会レポ
1回戦
相手:本門ジョジョ
先攻後攻:後攻
勝敗:勝ち
「気高き覚悟 ブチャラティ」と「破壊の暴風 As」を使用したデッキでした。
こちらは早くに「偉大なる教え プロシュート」を送ることができたので、バトルではかなり有利になりました。
積極的に宝を置いてアタックして、そのまま決着という形でした。
参加者は定員16名のところ12名だったのですが、ここで2組が引き分けとなったため勝ち残ったのは残り4人となりました。
2回戦
相手:宝門ジョジョ
先攻後攻:後攻
勝敗:勝ち
「偉大なる教え ペッシ&B・B」と「破壊の暴風 As」を使用したデッキでした。
ここからの2戦は個人的にとても印象に残りました。
相手が先攻で「鏡の中の男 イルーゾォ」を出し、倒すのは難しいと思ったのですが、後攻のドローで「血統を継ぐもの ジョルノ」を2枚引くことができたので、相手キャラを倒しつつストックも貯めることができました。
相手が先にレベルアップしたため、先に「偉大なる教え ペッシ&B・B」のCXコンボを使用されたのですが、こちらのダメージがほとんどキャンセルされ、レベルアップすることができませんでした。
レベルアップできなかったことでかえってダメージを受けやすくなり、ダメージもほぼ互角となってしまいました。
しかし序盤で稼いだダメージでじわじわ差が付き、最終的に相手が3-5、こちらが3-0、こちらの舞台に「消し飛んだ世界 K・C」と「真実の探求者 ジョルノ」という状況になりました(4ストック、手札にキャラ3枚)。
ジョジョは回復性能が高くないので、これがファイナルターンになります。
相手は「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」を展開し、こちらの「消し飛んだ世界 K・C」を除去しようとしましたが、コストが足りずそこまでにはなりませんでした。
そこから「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」のCXコンボを含めた、4点、5点、3点、3点という打点でしたが、2回キャンセルして最後のアタックは「消し飛んだ世界 K・C」で食い止め、3-5で抑えることができました。
しかしこちらはストックも手札もなく、「真実の探求者 ジョルノ」も除去されたため、舞台の「消し飛んだ世界 K・C」のみという状況になりました。
ドローしたカードがクライマックスだったので、クロックに置いて2枚引くと、クライマックスと「消し飛んだ世界 K・C」でした。
もう舞台の「消し飛んだ世界 K・C」で1回アタックするしかできなかったのですが、その2点が通り勝つことができました。
「消し飛んだ世界 K・C」の強さを思い知った試合でしたね。
3回戦
相手:電源ストブジョジョ
先攻後攻:後攻
勝敗:勝ち
「過去の残滓 ディアボロ」と「過去の再現 アバッキオ」を使用したデッキでした。
相手は先攻で「未来の「動き」 ドッピオ&Ep」でアタックし、効果も成功し手札を稼がれてしまいました。
こちらはとりあえず「10時間前 ペリーコロさん」でアタックしましたが、返しに「未来の「動き」 ドッピオ&Ep」2面から、全て手札に戻され、「偉大なる教え ペッシ&B・B」のCXコンボを使うことができなくなってしまいました。
レベルは上がったのですが仕方ないので、「真実の探求者 ジョルノ」だけは後列に置いておき、レベル0のキャラ3枚でアタックしました。
返しは「未来の「動き」 ドッピオ&Ep」でまたアタックされましたが、やっと効果が失敗し「偉大なる教え ペッシ&B・B」を使えるタイミングが来ました。
しかし前のターンでレベル0のキャラでアタックしていたせいもあり、舞台に出せるキャラは「偉大なる教え ペッシ&B・B」2枚のみで、残りはレベル3とクライマックスでした。
まあドローとクロック2ドローで1枚くらいは引けるだろうと思っていたら、引いてきたのはレベル3とクライマックスでした。
ここで、集中を使って山札を削るか、集中も前列に出してアタックするかという選択となりました。
実はこのときデッキにクライマックスがなく、前のターンの最初のアタックで扉をトリガーしてしまっていたので、一刻も早くデッキを削りたい状況でした(しかしこの扉が無ければ「偉大なる教え ペッシ&B・B」は回収できませんでした)。
しかもこのとき控え室に「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」がなく、「偉大なる教え ペッシ&B・B」を使ってもストックを貯めることしかできません。
集中を使えば山札を削りつつ「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」も控え室に送れる可能性もありました。
しかし、相手のクライマックスもかなり見えていて、ここでダメージを稼いでおかないと、手札があっても負けてしまうと考えました。
そのためここでは集中も前列に出して3回アタックすることにしました。
手札は増えませんが、最悪3コストアンコールすればいいだろうということで。
そうするとソウルもたくさん乗って、相手に大ダメージを与えることができました。
返しのターン、私は必死に「ソウル乗らないでくれー!」と心の中で祈っていましたが、当然実らず、ストブを張られたうえ、トリガーでソウルも乗って一気にレベル3まで上がってしまいました(さらに「真実に向かおうとする意志 M・B」でストブも回収されました)。
リフダメもクライマックスでかなりついてなかったのですが、逆に手札に残ったレベル3を展開できるようになりました。
手札が「消し飛んだ世界 K・C」と「覚悟の示す先 ジョルノ」と宝と扉だったので、「偉大なる教え ペッシ&B・B」の効果を使えばどちらの効果も使えると考え、「偉大なる教え ペッシ&B・B」を3コストアンコールしました。
次の私のターンで扉をクロックにおいてドローし、「消し飛んだ世界 K・C」と「覚悟の示す先 ジョルノ」を展開しました。
「覚悟の示す先 ジョルノ」の効果で「知略の暗殺者 ホルマジオ」が見えたので、使えるかもしれないと思いこちらを手札に加えました。
そこから宝を置いてアタックし、「覚悟の示す先 ジョルノ」の効果も使って、相手を3-2まで追い詰めました。
こちらはストック5枚、手札がトリガーした宝も含めた5枚、クロックは3-1で山札のクライマックスは残り2枚という状況でした。
相手は「過去の再現 アバッキオ」を2面展開し、手札にストブがあることは分かっていたので、かなり背筋が冷えました。
最初のアタックは当然「消し飛んだ世界 K・C」で止めて、まだ1ストック残っていたので、「知略の暗殺者 ホルマジオ」を残すこととしました。
次の「過去の再現 アバッキオ」でのアタック時に「覚悟の示す先 ジョルノ」を助太刀で守ることができたため、「知略の暗殺者 ホルマジオ」を使いました。
1回目のダメージはキャンセルすることができ、2回目のダメージは受けました。
次のアタックではソウルが乗ったおかげで1回目のダメージはキャンセルすることができ、2回目のダメージは受けて、3-6で抑えることができました。
そのうえ、舞台に「覚悟の示す先 ジョルノ」と「消し飛んだ世界 K・C」を残すことができました。
しかしこちらのデッキは4枚で、ストックもないので2回しかアタックできない状況でした。
ここで引いてきたのが「マンモーニ ペッシ&B・B」でした。
私自身がこんな感じの気持ちでしたが、落ち着いて相手の状況を見ると、クロックは3-2、山札は5枚、クライマックスが全て見えている、という状況でした。
こちらは前のターンにトリガーした宝が残っていたので、引いてきたカードと合わせて「覚悟の示す先 ジョルノ」の効果を使える状況でした。
しかも前のターンに使った助太刀のおかげでダイレクト面ができていたので、そこに「覚悟の示す先 ジョルノ」でアタックし効果を使えば、確定1点と3点~4点で勝ちじゃん!と気づき、そのとおりアタックして勝ちとなりました。
手札、ストック、山札全てがかみ合わなければ負けていた、ぎりぎりの試合でした(本当に肝が冷えました)。
というわけで見事優勝!
念願の盾を勝ち取ることができました!!
デッキレシピ
ジョジョのプール内には特に防御札や光景互換もなく、回復キャラをたくさん出せるタイトルでもなかったので、とにかくストックと手札を増やしてアタックしまくるのが良いと考え、こんな構築にしました。
レベル0
山札サーチの集中です。
山札を削ることと、手札を維持することが役割です。
起動効果のバウンスもソウルを上げたいときやストックのクライマックスを処理したいときに便利ですね。
山札削りで複数回使いたいこともあるので4枚です。
霞互換です。
効果に成功すればジョジョのレベル0キャラならほとんど倒せます。
効果に成功しなくとも、ジョジョのレベル0帯はシステムキャラが多いのでそのまま倒せることが多いです。
こちらのシステムキャラを生き残らせつつ、多くアタックすることができるのがこのデッキと合っていると考えました。
こちらは3枚です。
アタック時に任意のキャラに1500パンプと、控え室に置かれた時に2コストで山札のキャラをサーチできます。
ジョジョのレベル0キャラのパワーは大体1500以下なので、こちらでほとんど倒せます。
レベル1以降も「偉大なる教え ペッシ&B・B」の効果のサポートができます。
サーチ能力も確実に手札を増やすことができ、発動タイミングが控え室に置かれたときなので、除去や圧殺でも発動できるところが優秀です。
序盤にこのカードも含めて3回アタックして、後続につなげるようにします。
こちらは3枚です。
フィレス互換に、登場時に相手の前列のキャラすべてのパワーを500下げます。
フィレス互換が優秀なのは言うまでもないですが、パワーダウンも地味に役に立ってくれます。
パワー500のキャラもそこそこいるので、先に除去しておくことでダイレクト面を増やしたりできます。
ただし強制効果なので、「偉大なる教え ペッシ&B・B」で倒すキャラがいなくなってしまわないように注意が必要です。
こちらは2枚です。
登場時にデッキを2枚削り、レベル0のキャラがあればサイドアタックしてもソウルが減らず、このカードが控え室に置かれた時に控え室の「偉大なる教え プロシュート」を思い出に送ることができます。
序盤では山札を削り、早期に「偉大なる教え プロシュート」を思い出に送ることで、「偉大なる教え ペッシ&B・B」と「偉大なる教え プロシュート」のパワーを上げることを狙います。
ネオスタンダードだと頼りないパワーですが、ジョジョのタイトル内だとそこまで低いパワーではないので、レベル0キャラも結構倒せます。
ソウル減少しない効果も、「消し飛んだ世界 K・C」の効果をかわすのに非常に役に立ちます。
序盤で引いておきたいので4枚です。
起動効果でデッキに上から2枚のうちレベル1以上のカードを手札に加えることができ、もう1つの起動効果で自身と手札を控え室に置くことで控え室のキャラを回収できます。
上の起動効果はかなり運によるので、あまりこの効果に期待しない方が良いです(やるならデッキトップ確認と組み合わせるべきでしょう)。
運よく手札が増えたらいいなとか、デッキを削りたいというときに使います。
下の起動効果は手札が減ってしまいますが、手札の好きなカードを控え室に置くことができ、かつ控え室の好きなキャラを回収できるのでとても優秀です。
このデッキは宝を採用しており、「偉大なる教え ペッシ&B・B」で回収できるのもレベル3のキャラなので、それらを変換できるように入れています。
数少ない赤発生要員でもあるので4枚です。
レベル1
自身のリバース時に思い出に送ることができ、思い出の同名カードの枚数×2000パワーが上がります。
最初はパワー3500ですが、思い出が増えるごとに5500、7500、9500とパワーが上がります。
最大まで上がればレベル1のコスト0キャラとは思えないほどのパワーとなり、レベル3でも倒せるようになります。
とりあえず出しておくだけでも思い出に送られ圧縮とパワーパンプをしてくれるので、かなり優秀なカードです。
こちらは4枚です。
思い出の「偉大なる教え プロシュート」の枚数×1500パワーが上昇し、CXコンボで相手のキャラのリバース時にデッキトップのストックブーストと控え室の「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」を回収できます。
「偉大なる教え プロシュート」と同様、最終的にパワーが大きく上昇するので、レベル3までこの2人だけで戦っていけます。
CXコンボも強力無比なので、積極的に狙っていきます。
「消し飛んだ世界 K・C」や「覚悟の重み プロシュート&T・G・D」はストックも手札もたくさん必要なので、がんがん貯めていきます。
一応デメリットとしてサイドアタックできないので、そこは要注意です。
こちらも4枚です。
2000助太刀です。
相手も「偉大なる教え ペッシ&B・B」を使ってくることが考えれるので、こちらで守ります。
思い出が増えればレベル3のキャラもこの助太刀で返すことができます。
こちらは2枚です。
レベル2
コ拳互換です。
タイトルカップで早出しメタとして使うことはあまりなく、舞台を空けることによる相手の効果の妨害やソウルの調整を狙います。
色々と器用な動きができるカードです。
こちらは1枚です。
登場時に控え室の「消し飛んだ世界 K・C」をマーカーにして、レベル3以降は起動効果でマーカーの「消し飛んだ世界 K・C」を登場させることができます。
回復持ちのキャラを毎ターン出せるようになるのが便利です。
また、応援の2000パンプも、ジョジョ内では超えられるキャラがほとんどいないので、アタックした「消し飛んだ世界 K・C」を生き残らせるのにも役立ちます。
こちらは1枚です。
レベル3
登場時の3ルックと、アタック時に手札2枚を控え室に置いて1点ダメージを与えられます。
このデッキはレベル3でCXコンボを狙うことはほぼないですが、単純に手札を減らさずに、追加のダメージを確実に発生できるのがとても優秀です。
このカードのおかげで勝てました。
こちらは2枚です。
登場時に相手のキャラ全てのパワーを下げ、CXコンボで相手に4点ダメージを与えられます。
ジョジョの中だとパワーダウンがなくとも大体倒せるのでパワーダウン自体が活躍することはあまりないです(「消し飛んだ世界 K・C」を生き残らせるために使います)。
しかしこのカードが控え室にないと「偉大なる教え ペッシ&B・B」で手札を増やせないので、こちらは4枚にしています。
手札でダブついたら「10時間前 ペリーコロさん」で入れ換えましょう。
登場時の回復と、フロントアタックされた時に4コストと手札のキャラ3枚を控え室に置くことでそのアタックを終了させることができます。
回復にアタックの無効化とかなり防御寄りのカードです。
これがとても強力で、相手にストックを貯めさせずに、確実に「消し飛んだ世界 K・C」を生き残らせることができます。
そのかわり必要なストックがとても多いので、できるだけ「偉大なる教え ペッシ&B・B」でストックと手札を稼ぎ、相手ターンでは1回は使えるだけのコストを残しておきましょう(コストがないとなんのプレッシャーもないので・・・)。
迷わず4枚です。
今回のタイトルカップのMVPは間違いなくこのカードです。
ジョジョの最強スタンドでした。
ありがとう、ボス。
クライマックス
宝と扉を4枚ずつ入れています。
とにかく安定して手札を増やしたいのでこの組み合わせにしました。
扉の対応キャラは使っていませんでしたが、大会では使っている方もおり、とても良いデッキだと思いました。
扉のCXコンボを使うのもありだと思います。
最後に
ついにタイトルカップで優勝することができました!
実はこれが初めての公式大会の優勝です(初レシピと初の盾)。
試合の回数自体は3回だけでしたが、優勝は優勝ですからね!
それに試合内容自体はとても白熱したもので、いい経験でした。
ジョジョのタイトルカップのために札幌大会からずっとWGPに参加してきて、残りが博多大会(と東京大会)しか残っておらず、かなり焦っていました。
そんなときに大阪で追加でタイトルカップが開催されることを知り、定員はあるものの可能性に賭けて参加しました。
良い結果となったのはたまたまかもしれませんが、大会にたくさん参加したおかげでこの結果が得られたと思っています。
WGPの会場などで友人達と色々話をして、タイトルカップのための構築を考えられたのも良かったと思っています(ありがとう!)。
公式HPにレシピを載せるのが目標だったので、とてもうれしく思っています!
どんな良い構築やプレイングでも、1回の大会だけでは負けてしまうこともよくあるので、自信があるなら参加回数を増やすのがとても大切だと実感できました。
今後は次の目標をめざしてがんばっていこうと思います!
最後まで読んでくださった方はありがとうございます。
それでは!