皆さんこんにちは!
サマポケの公開も始まり、発売が待ち遠しい私です。
今回のお話しなのですが、手札1枚の価値ってストック2枚分なのか?という話です。
手札と言っても、キャラやイベント、クライマックスの種類もありますし、どんなカードかによって価値は異なるものですが、ここでは単純に手札を1枚増やす行為のことを言っています。
なぜこんなことを考えたかと言うと、なにげなくふと思ったからというのが本音なのですが、「なんで手札を増やすCXコンボとストックを増やすCXコンボの査定が同じだったりするんだ?」と考えたのがきっかけですね。
結局どっちがお得なんだ?というところです。
まず下のカードを見てみてください。
このカードは高松互換の元になったカードで、舞台から控え室に置かれたときに2ストックで控え室のキャラを回収するというものです。
これに限らず、コスト0以下のキャラの自動能力で特別な縛りのないものであれば、手札を増やすのにはだいたい2ストックかかります。
そうすると、1ストックで手札を増やせる可能性のある集中や、回収対象を指定するかわりに1ストックで確実に手札を増やせる絆はかなり優秀な効果と言えます。
昔はそんなに手札を増やせなかったので絆が主流だったんですよねー。
手札を1枚増やすために2ストック必要と考えると、手札1枚の価値は2ストック分はありそうな気がします。
続いて下のカードを見てみます。
これらは両方とも美智留互換と呼ばれ、「icy tail 美智留」と同様の効果を持っています。
両方ともCIP能力のパワー査定は同じなので、それぞれの持つ美智留互換の効果の査定は同じと考えられます。
しかし、効果の発動に必要なコストが異なっています。
「“それは夏のせい”蒼」は手札2枚で、「Alicization Invading アリス&キリト」がストック3枚です。
先ほど考えたように手札1枚の価値がストック2枚分だとすると、「Alicization Invading アリス&キリト」の効果のコストはストック4枚になりそうな気がしますが、実際は異なっています。
また、「ヘッドホンガール 中野 三玖」も同様の効果を持っていますが、こちらはコストが手札1枚とストック2枚で、手札2枚分のコストと同様だと考えられそうですが、こちらは能力にパワー1000アップが追加されています。
なんだか手札1枚が2ストック分というのが疑わしくなってきました。
続いてこちらの例も見てみてください。
これらのカードが持っているバーン効果も、効果の発動条件や内容は同じなのですが、コストが異なっています。
「“自由を掴むため”ミカサ」はストック2枚なのに対し「【蒼ノ一閃 滅破:心】翼」は手札1枚とストック1枚がコストになっています。
これを見ると、手札1枚はストック1枚なのかとも思ってしまいます。
これらの例を参考に私が考えた結論は、「手札1枚はストック1.5枚分」です!
(逆に言えばストック1枚は約手札0.7枚分くらい)
1.5枚というのは適当に設定した数値で、正確に言えば「手札1枚はストック1枚より多くストック2枚よりは少ない」となります。
この小数点以下の枚数というのはそのままでは手札やストックに変換できない(切り捨てれば損をしすぎるし切り上げれば得しすぎる)ので、たいていの場合パワーパンプやソウルパンプ、デッキトップチェックを効果に追加したり、何かしらの条件を追加することで実質数値を切り上げたりしています。
(あくまでこれまで登場したカードから私が推測したことを言っているだけなのでご留意ください…)
最初に例に出したこのカードは2ストックを使って手札を1枚増やしているので一見損をしているようにも見えますが、この効果の場合、控え室の《死》のキャラで好きなものを手札に加えられるという選択肢を作っているところで小数点以下の価値を作っていると考えられますよね。
絆は1ストックで手札を増やせるので、1ストックが手札0.7枚分と考えると計算が合いませんが、指定されたカードしか回収できないという縛りを作ることで1ストックでは手札1枚に足りていない部分を補っています。
こちらのカードは効果が似ているのでシビレアシダケ互換(DMのカード)とか呼ばれているのですが、手札1枚をストック1枚に変換するのは損をしているように見えます。
しかし、メインフェイズに使用可能ストックを増やすことができる貴重な効果であり、ストックに置けるカードも自分で選べるというところに付加価値を付けることで効果が成り立っていると考えられます。
また、フィレス互換は手札1枚を手に入れるために手札1枚とストック1枚を使うので損をしているようにも感じますが、このストック1枚は指定特徴のキャラを選べるという付加価値のためにコストとして追加されているものです。
この考え方でいくと、「白くて白々しい 羽川翼」のCXコンボがいかに強力かということも分かります。
クライマックスを置くだけでストック2枚ブーストかつストックに置くカードを選べるので、手札1枚より確実に多い価値を生み出しています。
しかし、上の2枚のバーン効果は3ストックと2ストック手札1枚が同じ効果のコストに設定されており、これまでの考え方だとコストが釣り合っていません。
このような例はレベル3の効果には結構多く、結論から言うと、レベル3の効果などでは手札1枚とストック1枚が同等と扱われることがあります。
実際レベル3になった状況を考えると、必ずしも手札よりストックの価値の方が少ないと言えないことが多いと思います。
手札はクロック2ドローやレベル3のキャラのCIP能力で増やしやすいですが、メインフェイズにストックを純粋に増やす手段はほとんどないです(手札はあるのにストックがないからキャラを出せない!というのはよくあります)。
そのため、効果のコストとしてこのような設定になっているのは割と納得がいきます。
まとめ
手札1枚は約ストック1.5枚分だ!というのが私の結論です。
結構納得のいく数値ではないでしょうか?
これはあくまで私が勝手に思っているだけのことで、これにあてはまらないカードがあっても何もおかしくはないというのはご注意ください(あんまりないと思いますが…)。
今回出てきたカード0.5枚分とかの小数点以下の価値というのはカードゲームには結構出てきます。
それを単に切り上げたり切り捨てたりすると、効果のバランスが崩れてゲーム自体のバランスも保ちにくくなってしまいます。
私が知っている有名な例だと、MTGにおけるロンドン・マリガンなどがそうです。
MTGは最初に7枚のカードを引いた後、引き直しを行うことができます。
この引き直しは任意の回数行えますが、すべての引き直しを終えた後に引き直しを行った回数と同じ枚数のカードをデッキに戻すことになります。
運悪く欲しいカードが引けなかった時は引き直しをせざるを得なくなり、相手が引き直しをしていなかった場合、手札1枚少ない状況でのプレイを強いられ非常に不利になります(手札1枚の価値はとても大きい!)
ここでロンドン・マリガンでは、引き直しで手札をデッキに戻した後にデッキトップを見てデッキの上か下に置くことができます(占術と言う)。
この行為は直接手札が増えるわけではありませんが、手札の質を上げることにつながる行為であり、大体手札0.5枚分の価値があるらしいです。
引き直し自体も手札の価値を上げる可能性のある行為であるため、引き直しと占術を合わせて手札1枚分よりは損失を抑えられるようになっています。
このように、カードゲームでは小数点以下のカードの価値を色んな形で表現しています。
それらの価値が必ずしも釣り合っているわけではないかもしれませんが、その価値は自分の使っているデッキや相手のデッキによって変わっていくものです(0.1~0.9くらい変動する可能性がある!)。
そのあたりの価値の変動もカードゲームの面白いところですよね。
なんかヴァイスシュヴァルツに関係ある話なのか微妙な話でしたが、最後まで読んでくれた方はありがとうございます!
それでは!