【雑記】ヴァイスシュヴァルツの先攻後攻の決め方
「ほな、(先攻)いただきます。」
はじめに
皆さまこんにちは!
さて、皆さまはヴァイスシュヴァルツで先攻後攻を決める際、どのようにして決めていますか?
定番のじゃんけんでしょうか?
あるいはダイスを使うことも多いですよね。
ブシロードのヴァイスシュヴァルツ総合ルールでは以下のように決められています。
5.2. ゲーム前の手順
5.2.1. 各ゲームの開始前に、各プレイヤーは以下の手順に従います。
5.2.1.3.各プレイヤーは、無作為にどちらかのプレイヤーが先攻プレイヤーであるかを決定します。
5.2.1.3.1. 先攻プレイヤーの決定に、何らかの意思が介在することは認められません。無作為を含む何らかの方法で決定した一方のプレイヤーが先攻か後攻かを選択することは認められません。
引用元:ヴァイスシュヴァルツ総合ルール
https://ws-tcg.com/wordpress/wp-content/uploads/rule/WS_rule_1.81.pdf
他のカードゲームだと、じゃんけんやダイスで勝った方が先攻後攻を決めることが多いですが、ヴァイスシュヴァルツでは先攻後攻は完全にランダムに決めることとなっています(後攻が有利なデッキで、あえて後攻を選択するということができません)。
総合ルールには、「先攻後攻は無作為に、何らかの意思が介在しない方法で決める」とされています。
それはいったいどのような方法なのでしょうか?
今回はヴァイスシュヴァルツの先攻後攻の決め方の代表的なものについて考えてみたいと思います。
ヴァイスシュヴァルツの先攻後攻の決め方
1.じゃんけん
おそらく知らない人はいないであろう、最もメジャーな方法です。
じゃんけんで先攻後攻を決める場合、基本的に勝った方を先攻とすることが多いです(勝った方を先攻とするかどうかはじゃんけんの前に確認しておいた方がいいでしょう。余計なトラブルを起こさないためにも...)。
じゃんけんで先攻後攻を決める場合、以下のようなメリットとデメリットがあると思います。
メリット
- 道具を用意する必要がない。
- ほとんどの人がやり方を知っている。
- ヴァイスシュヴァルツで多く用いられているため、受け入れられやすい。
デメリット
- あいこがあるため長引くことがある。
- じゃんけんのやり方に個人差がある(手の形や、最初はグーなのか、など)。
- 手を出すタイミングに個人差がある。
- 相手の動きを見て自分の手を出すことができる。
じゃんけんは道具も不要で、誰でも知っているため、最も用いやすいメジャーな方法です。
しかし、お互いの身体を道具として使用するため、そこには個人差があり、道具を共有できないことから、ランダムに先攻後攻を決める手段としては信頼度が低いと言えるでしょう。
お互いが公平に先攻後攻を決めるという意識がないと、「無作為で何らかの意思が介在しない」状態とはなり得ません。
2.ダイス
ダイスを使用して先攻後攻を決めることも多いですね。
ダイスで先攻後攻を決める場合、お互いがダイスを振り、目の大きい方が先攻(あるいは小さい方が先攻)とするか、片方がダイスを振り、目が奇数か偶数かによって先攻後攻を決めるなどの方法があります。
ダイスで先攻後攻を決める場合、以下のようなメリットとデメリットがあると思います。
メリット
- 公式に販売されているダイスであれば信頼度が高い。
- じゃんけんと比較して、あいことなる確率が低い(偶数奇数で決める場合はあいこがない)。
- じゃんけんと比較して、目の出方に個人差が出にくい。
デメリット
- ダイスを用意する必要がある。
- 目の大小で先攻後攻を決める場合、あいこの可能性がある。
- 投げたダイスがテーブルから落ちる可能性がある。
- 投げ方によって出目を操作できる場合がある。
- 相手の用意したダイスを使用することに抵抗感を示す人もいる。
じゃんけんと比較した場合、信頼度の高い道具を共有して使用するため、ランダムに先攻後攻を決める手段としては有効であると言えます。
ダイスを複数使用したり、目の多いダイスを使用すれば、より出目の偏りは小さくなります。
しかし、ダイスを用意する必要があり、相手の用意した道具を使用することに抵抗感を感じる人もいるというところにハードルがあります。
3.カード
この方法は最近使用する人が多くなったと感じています。
私も最近はカードで先攻後攻を決めています。
カードで先攻後攻を決める場合、まず裏面で区別のつかない2種類のカードを用意します。そして、どちらを選択すれば先攻かをお互いに確認します。その後、カードを準備したプレイヤーがそれらをシャッフルし、テーブルに伏せて置きます。もう片方のプレイヤーはどちらかのカード1枚を公開し、お互いに確認します。その選択したカードの種類によって先攻後攻を決めます。
ここで使用するカードは何でもよく、使用していないデッキのカード2種類でも問題ありません(デッキに混ざらないように、スリーブの異なるカードを使用する方が良いでしょう)。
カードで先攻後攻を決める場合、以下のようなメリットとデメリットがあると思います。
メリット
- あいこの可能性がない。
- 個人差がほとんどない。
- 確率が2分の1に極めて近い。
デメリット
- 裏面で区別のつかない2種類のカードを用意する必要がある。
- 相手の用意したカードを使用することに抵抗感を示す人もいる。
正直言って、今回挙げた3つの方法の内、このカードによる先攻後攻の決定が最も総合ルールの示す方法に近いと考えています。
2枚の内1枚を選択するだけなので、当たり前といえば当たり前なのですが...。
仮に用意したカードにマーキングがしてあった(意図的でなくとも)としても、用意した側がシャッフルし相手に選択をさせれば、逆に相手にマーキングを利用されるためメリットが特にありません。
また、最初に2種類のカードを見せておきながら、シャッフル中にカードをすり替えるなどをした場合でも、カードを用意したプレイヤーがシャッフル後のカードに触れないようにし、相手側が選択したカードともう片方のカードを公開するようにすれば、ランダムだったかどうかを確認できます。
特に確率を操作する方法はないとは思いますが、それでもやはり相手の用意したカードに抵抗感を示す人はいます(単にじゃんけんが好きか、カードで決めるのが好きではないか、じゃんけんの方が勝てるからかもしれませんが...)。
そして先日開催されたしろくろフェス2019にて、とある入場者プレゼントが配布されました。
それがこの「先攻・後攻カード」です。
ヴァイスシュヴァルツのカードと同じ大きさで、裏面のデザインも同じなためとても使いやすいです。
公式が先攻後攻を決められる手段を提供してくれたことにより、カードで先攻後攻を決めるのにかなりハードルが下がったと思います。
実際、BCF2019東京大会では、ほとんどの方がカードによって先攻後攻を決めてくれました(8割がた私の後攻でしたが...)。
今後はこの方法を使うプレイヤーがますます増えそうですね。
最後に
長々と書きましたが、公式に先攻後攻の決め方が指定されているわけではないため、お互いが納得すれば問題ないと思います。
私は知り合いにずっと後出しをされていた過去があるため、じゃんけんに対する抵抗感がとても強いです(そんなプレイヤーはほとんどいないとは思いますが...)。
お互いに楽しく遊ぶために紳士的なプレイを心掛けましょう!