皆さんこんにちは!
11月24日についに2021年度前期のネオスタンダードの使用制限が発表されました!
2020年度は強力なタイトルが目白押しだったので、どのような内容になるかワクワクしながら待っていました。
今回は新しく制限に追加されたカードと制限を解除されたカードから、今後の環境について軽く考えてみたいと思います!
制限追加
冴えない彼女の育てかた
冴えカノは新たに「意外な贈り物 出海」、「裏切りと別れ 詩羽」、「新しい物語 恵」の3種選抜となりました。
公式大会などでも冴えカノのデッキは宝扉がほとんどで、その内容も大部分が同じカードになっている(しかも当然強い)ということで、規制は免れないだろうと大半の人も思っていたでしょう。
冴えカノで強力だったレベル0の思い出に送られるカードたちの内、比較的能動的に思い出に送りやすいカードが2種類制限となりました。
「意外な贈り物 出海」は集中と一緒に「徹夜でゲーム」のコストに使用でき、ほぼノーコストで思い出を増やせたことが強力でしたが、こちらを選抜した場合「新しい物語 恵」が使えなくなるので、「徹夜でゲーム」のコンボはやりづらくなりそうです。
「新しい物語 恵」を選抜した場合、強力なレベル0を2種類も使えなくなるので、思い出による圧縮に頼りすぎない戦い方が求められそうです。
もともと冴えカノには「新しい物語 恵」以外にも強力なレベル3が存在しているため、選抜するなら「意外な贈り物 出海」か「新しい物語 恵」じゃないかなーと思いました。
デート・ア・ライブ
デアラは新たに「マイ・リトル・シドー」、「“最悪の精霊”狂三」、「制服姿 十香」の3種選抜となりました。
完全新規タイトルでしたが、発売後ずっと環境を席巻していました。
プールに存在するカードの効果がどれも強く、どんなタイトル相手でも器用に立ち回ることができ、詰め性能も一級品のためほとんど弱いところがないタイトルでした。
その中でもよく使われていた電源軸のデッキで使われていたカードが選抜に入りました。
「制服姿 十香」は結構簡単に出てくる割りには、返しのデッキトップ操作でほとんど楓互換のような働きをしていました。
電源デッキの弱点は行きのパワーが出にくいことですが、そんな状況でも「マイ・リトル・シドー」を使えば突破できるのも非常に強力でしたね。
他の効果も普通に強いです。
この3枚ならやはり「“最悪の精霊”狂三」を選抜するのが強そうです。
他の2枚はある程度替えが利きそうですが「“最悪の精霊”狂三」はオンリーワンの強さを持っていますしね。
安定度はだいぶ下がりそうですが、規制後もデアラはかなり強そうです。
ソードアート・オンライン
SAOは新たに「再会の時 アスナ」、「《血盟騎士団》ギルドリーダー ヒースクリフ」、「《スプリガン》の剣士 キリト」の3種選抜となりました。
これまで強力なカードを与えられながら規制を免れていたSAOがついに規制対象となりました(《Anniversary》ですが)。
特に多かった8門SAOのパーツが選抜に入っています(私も愛用しています)。
「《血盟騎士団》ギルドリーダー ヒースクリフ」と「《スプリガン》の剣士 キリト」は納得ですが、「再会の時 アスナ」が一緒だったのはかなり意外でした。
正直使わない構築もあったので。
8門SAOは高いパワーと安定感でじりじり追い詰めるデッキだったので、「《血盟騎士団》ギルドリーダー ヒースクリフ」が使えなくなるのはかなり痛手ですね。
とはいえもともとSAOの《Anniversary》には「《スプリガン》の剣士 キリト」以外にも優秀な後列キャラがたくさんありますので、今後は「《スプリガン》の剣士 キリト」をつかわない構築もたくさん見られそうですね(もともとそれなりにいましたが...)。
SAOも規制後も変わらず環境に居続けそうです。
グリザイアの果実
グリザイアは新たに「餌付け」と「名実ともに天才 一姫」の2種選抜となりました。
何気に思い出に送られる中学生互換が両方とも選抜入りしています。
グリザイアは思い出圧縮もそこそこできて、手札維持や山札削りも安定しており、そこに回復メタもあったので、結構安定した戦い方ができるタイトルでした。
大会で使用されたデッキのほとんどが扉門の構築であり、入賞率も高かったので規制の対象となったということでしょう。
この選抜により思い出に送られるカードが2種類しか採用できなくなった上、選抜の対象がどちらも手札を減らさずに思い出を貯められるカードだったので、安定度はかなり落ちそうです。
選抜するなら「名実ともに天才 一姫」だと思いますので、今後は黄色のカードを採用しない構築や、これまでとは根本から違う構築が見られそうです。
制限解除
艦隊これくしょん -艦これ-
艦これからは「ドジっ娘 電」が選抜から解除となりました。
発売された当初から暴れまくっていたため、ずっと何かしらのカードが規制されていました。
最近は公式大会でも入賞することが多くなかったので緩和してもいいのでは?という声も多かったように感じます。
「ドジっ娘 電」が選抜から外れたことで、回復メタか控え室回収メタのどちらかを選抜すら形になりました。
最近は電源が増えたり、扉に頼らない構築が多く存在するため、回復メタの方が強力だと思います。
「ドジっ娘 電」が使えるようになりましたが、割とデメリットもきついので使われなさそうな気もします。
アイドルマスター シンデレラガールズ
デレマスからは「赤城 みりあ」と「Power of Smile 凛」が選抜から解除となりました。
ついにデレマスの制限も緩和されましたね。
個人的に一番意外で、一番嬉しかったです。
今回の緩和によりトライアドプリムスのデッキはかなり全盛期に近い力を取り戻します。
強力な早出しヒールと暁に加えて「Power of Smile 凛」という切り札も復活したので、今後の環境でも見られるタイトルになるのではないかと思います。
トライアド以外でも「赤城 みりあ」が使えるようになったのも嬉しいです。
今後の環境の軽い考察
制限強化タイトル
制限改定後ですが、個人的には制限のかかったタイトルもそのまま環境に居続けるような気がします。
特にデアラとSAOは規制を受けたものの、そのタイトルのプールの優秀さから異なる構築で勝ち上がっていけるスペックがあります。
これらのタイトルは、制限対象になったカードがデッキの動きそのものになっているわけでもない(あるいは替えが利く)ため、上手く弱体化した形になっていると考えられます。
むしろこれまでとは違ったベクトルの強さを発揮しそうな予感もします。
冴えカノとグリザイアについてはどちらもどのデッキでも入りそうなカードが選抜入りし、しかもそれらのカードはデッキの動きを支えるものが多いです。
そのため、この2つのタイトルについては明確に弱くなったと考えられます。
冴えカノはこれまで安定した思い出圧縮とリソース確保、そして確実な詰めをすべて兼ね備えていましたが、今後は他のタイトル同様早出しによる回復や面取りも組み込んでいく必要がありそうです。
制限緩和タイトル
艦これの「ドジっ娘 電」は正直とばっちりのような規制だったと思うので、タイトルの強さ自体はそんなに変わっていないと思います。
デレマスについては暁か小梅のどちらかを選ぶ必要があるものの、ほとんど全盛期の力を発揮できるようになっているため、環境でも活躍するタイトルの1つとなるのではないでしょうか?
早出しによる面取りと回復、暁と強力な集中による山札の圧縮はヴァイスシュヴァルツの基本であり、それができるタイトルはやっぱり強いです。
それを最も得意とするデレマスが再び環境に戻ってくるのは自然な流れでしょう(というかそうあってほしい)。
他のタイトル
他のタイトルで目立った活躍をしそうなタイトルと言えば、今期の大会でかなりの入賞率だったのに規制のなかった転スラ(追加も確定)や、追加でさらなる強化をもらったDC、追加がすでに強そうなFate、そして個人的に最も好きなタイトルであるサマポケあたりでしょうか。
正直ここ数年に発売されたタイトルならどれも勝ち上がれそうな環境になりそうな予感がします。
特に多くのタイトルにとっての目の上のたんこぶだった冴えカノとデアラとSAOが弱体化してくれたので、リバース要求効果が中心のタイトルも息を吹き返すでしょう。
この辺のタイトルは格下のデッキにチャンスも与えないような強さがありましたからね...。
最後に
皆さんも制限改定の内容は色々と予想されていたと思いますが、予想は当たっていたでしょうか?
ちなみに私はほとんど外れました(デアラと冴えカノだけかと思っていた)。
内容を見てみると、すごくバランスの良い制限になっているなーという印象です。
タイトルの強みを完全に殺すわけではないものの、確実に弱体化はしているという感じです。
しかも今回は制限の緩和もありました。
やっぱり緩和があると嬉しいですよね!
またデレマスのモチベーションも上がってきました。
これからの環境はかなり群雄割拠な時代になりそうでとても楽しみです。
それでは!