【デッキレシピ】無職転生のカード色々使ってみた感触
皆さんこんにちは!
少し落ち着いてきたかと思ったらまた情勢が悪化してきたような今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?
関東以外の地区大会は開催されており、この形式にもだんだん慣れてきたような気がします。
もう以前のような地区大会はできないのかなあ…。
さて、今回は先日発売された無職転生のデッキをいくつか作って使ってみた感触や感想について書いていこうと思います。
無職転生はアニメもかなり面白く、カードプールも結構面白いので興味のある方は是非使ってみてください!
それでは、今回作成したデッキレシピを紹介しながら無職転生について考察していきます!
デッキレシピ
8宝
シルフィのカードを中心にしたデッキです。
8宝という結構攻撃的な構築でありながらソウル減が主戦術となっています。
集中が宝指定の5枚集中かつ全体パンプを持っているので強そうだと思い使ってみました。
率直な感想を言うと、なかなか使いづらいデッキになってしまった気がしました。
山札を削りやすいという長所はあるんですが、8宝デッキでありながら手札交換がしづらいのが気になりました。
レベル3のシルフィのCXコンボはソウル減なのですが、舞台に残ってなんぼのソウル減でリバースが必要というところがかみ合っておらず、パワーも圧倒的に高いというわけではないので、普通に倒されることが多かったです。
8宝の集中を活かしていくためにはレベル3はルイジェルドの方がいいかもしれません。
(8宝でルイジェルドの早出しパーツを集められるか微妙ですが…)
枝宝
レベル3のルイジェルドを使おうと思って組んだデッキです。
ルイジェルドの早出しのためには必要なパーツが多く、簡単に複数面展開することができません。
そのため、「人形作り」を使って必要なカードを集めます。
しかし、このルイジェルドの能力は意外と詰めには不十分で、パワーマイナスも除去できるカードがあんまりありません。
返しのパワーもそんなに高くないので、普通に倒されて次のターンのキャラに困ることも多かったです。
早出ししようとしなければそんなに枠は割かないのですが、レベル3で出すならもっと詰め性能の高いキャラがいるので、このルイジェルドを使うメリットが薄いように感じました。
(劇中でもトップクラスに強いキャラだったのでもっと強くしてほしかったな…)
実はもう1つ使いたいギミックがあって、この「スペルド族の魂」と「“勇敢な少年”ルーデウス」です。
「スペルド族の魂」が思い出にあれば毎ターントップ操作ができるので、「“勇敢な少年”ルーデウス」と合わせれば非常に強力な手札交換をすることができます。
色的に実現するならこのデッキかと思ったのですが、そもそもルイジェルドのギミックも入っているので、上手くデッキが回らず失敗だった気がします。
このギミック自体は強そうなので、どこかで活かせたらいいなあ…。
枝門
この構築は発売して一番最初に試した構築です。
クライマックスを2種指定してサポートするカードもあるので、ほぼデザイナーズデッキに近いのかなという印象です。
デザイナーズと言うだけあって、最初から最後までやることがはっきりしていて、その動き自体も弱くないので使いやすいデッキだと思います。
TDのルーデウスと応援のロキシーの組み合わせがシンプルに強く、返しもパワー6500を出せるので意外と倒されません。
また、イベントによってそれぞれのレベル帯で必要なカードを確実に持ってくることができるのも再現性があって強いと思いました。
ただ、レベル1の主力カードは黄色ですが青も発生させる必要があるところが少し難しいかもしれません(経験6も必要ですし)。
レベル3のロキシーもトラハルにおまけが付いた程度の能力と言えばそうですが、私はトラハルを結構評価していて、さらにおまけの付いたこのカードの評価はかなり高いです。
終盤の3点と1点の組み合わせというのは詰めにおいてかなり便利で、大体ほどよく詰められます。
1つ難点を挙げるとすれば、序盤のサーチが結構しづらいところが気になりました。
無職転生はフィレスやオカ研があまり強くなく、最序盤の動きが初手に左右されやすいです。
レベル1のキャラをちゃんと集められるようにするなどの工夫が必要だと思います。
8枝
多分私しか使ってないと思うんですが、8枝のデッキです。
上の枝門の構築の「“本気で生きる”ルーデウス」が「“励ましの言葉”ルーデウス」に置き換わり、「“あたたかな眼差し”ロキシー」が「“詠唱”ロキシー」に置き換わったような構築です。
無職転生のカードプールの中で特に強いと思っているのがこの集中のロキシーで、クライマックスを置くと自分のキャラ1枚にツインドライブを付与できます。
通常ツインドライブは能力の査定も重く、カードのパワーが落ちるのでたくさん採用したい能力ではないのですが、集中がそれを担っているのでかなりお得になっています。
ツインドライブの強さと言えば、トリガーしたクライマックスをすぐに処理できることだと思いますが、何のためにそれをするかと言えば、やはり山札の圧縮率を高めるためです。
山札の圧縮率を高めるのに有効なクライマックスと言えば枝か扉か電源という感じですが、今回はこの中で枝に注目したというのが始まりです。
レベル1の枝対応はTDのルーデウスで、もう1種の枝対応はレベル2のルーデウスでした。
このレベル2のルーデウスが結構強く、このデッキにおける強いポイントは以下のとおりです。
- レベル2なのでTDルーデウスの経験達成のために使える。
- 枝で拾える。
- コスト1なのにソウルが2ある。
- CXコンボが控え室回収のためリフレッシュ後の山札を崩さずに確実に必要なカードを持ってこれる。
- 早出しメタが効かず、パワーが死ぬほど高い。
- 大体生き残るので助太刀のルーデウスを使いやすい。
レベル2でこのルーデウスを出していけば大体手札もストックもたくさん貯まっていきます。
相手に圧縮プランを取られる可能性もありますが、光景イベントがあるんでなんとかなります。
むしろソウル2~3の低コスト高パワーのキャラがガンガンアタックしてこられたら、なかなか圧縮プランも取れないのではないでしょうか?
レベル2まではいいけどCXコンボなしでレベル3はどうすんだよ!と思う方もいるかもしれませんが、しっかりと詰めがあります。
このデッキでは回復と2点バーンを持ったロキシーを採用しています。
非常にシンプルな能力ですが、それゆえにかなり使いやすく強いです。
CXコンボを採用するデッキとの大きな違いが、手札にクライマックスを抱えておく必要がないという点です。
この8枝のデッキを作るにあたって大切なポイントは、山札の圧縮率を高めていくということです。
最後の詰めのためにクライマックスを抱えることはこれに反しているので、できるかぎりしたくありません。
すでにカードプールにあるカードで組んだらこうなったという感じのデッキではありますが、採用しているカードが全て理にかなっているようで、個人的にかなりお気に入りのデッキです。
1つ欠点を挙げるとすれば、クライマックスを引き込む手段がないことと、やってることが地味というところでしょうか?
(地味なデッキが強いというのはよくあること)
8電源
こちらは8電源のデッキです。
赤のRRのカードが両方とも電源対応のCXコンボだったので自然とこうなったという感じです。
最近のタイトルには大体8電源デッキが作られるようになっていますが、無職転生の8電源はこれまでの電源デッキと異なるところもありつつ、かなり使いやすいと思いました。
上でも言いましたが、やっぱり集中のロキシーが強く、電源とも非常に相性が良いです。
色が青なのに控え室回収なところも良いですね。
レベル1のエリスは1/1のCXコンボ持ちというところで、多面しがちなレベル1のCXコンボにストックがかかるのはどうなんだ?と最初は思っていたのですが、さすがはブシロードというか、RRなだけあってかなり強いです。
非常に軽い条件(ほぼ無条件)でパワー7500となるので、レベル0帯ではまず倒されません。
レベル0帯でエリスを出して、次のターンにCXコンボを使っていくというのが黄金パターンですね。
CXコンボ自体もクライマックスを置いた時に誘発するので、アタック前に控え室を増やせるのが電源デッキとしてはありがたいです。
そして、なかなか手札を直接増やすことが難しい電源デッキにおいてこの控え室回収はかなり便利で、その状況に応じて必要なカードを持ってこられる優秀な能力と言えます(主に助太刀を回収できるのが偉い)。
無職転生の8電源で特に気に入っているのがこのギレーヌで、電源デッキにありがちな2/2アタッカーですが全体1000パンプが付いています。
こちらも初めは2/2アタッカーなのにパワーが低いのはどうなんだ?と思ったのですが、使ってみるとかなり強かったんです。
電源デッキってレベル1帯でもパワーを出したいので、できればレベル2の全体1000パンプを採用したいんですけど、全体パンプのキャラってあんまりパワーが高くなくて、終盤もっと強い後列を出したい状況になると前列に出すか圧殺してしまうのであんまりたくさん入れたくないというジレンマがあります(しかし枚数多くないと必要なときに出せない)。
このカードはそんなジレンマを無くしたようなカードで、とにかく控え室にこのカードがあれば後列に出しても良し、前列に出しても良しという非常に便利なカードです。
電源デッキのよくある動きで、レベル1に突入したときに電源で後列に2/2を置いて、次のターンにそれを前列に出すというのがあると思いますが、このカードは全体パンプをかけながらそれができるんですね。
これを出すとエリスのパワーも8500になり、ちょっとやそっとじゃたおされなくなります(相殺はNG)。
レベル3のギレーヌも回復にイベント助太刀封じという組み合わせが非常に強いです。
電源デッキなのに返しのパワーが低いのはどうなのか?とも思うかもしれませんが、一番重要なのが対電源に対して無類の強さを持つというところです。
相手が電源デッキでなければパワーで負けることはそうそうないので問題ないのですが、電源デッキ相手に盤面と助太刀を構えられると正直かなりきついです。
そんな状況を打破できるかつたくさん採用したい回復能力を持っているというのがこのカードのいいところなんですね。
そしてこのカードも非常に強いです。
登場時能力のない電源で出す用のキャラで、盤面での能力に特化しています。
全体パンプを持つものの、元々のパワーがそんなに高くないので過信は禁物です。
もっとも強力なのがバーン能力で、バトルの勝ち負けなどは関係なくダメージのキャンセルによって能力が発動します。
普通レベル3のキャラを倒しに行くならパワーの高いキャラでアタックしたくなるのですが、ソウルが高くなりすぎると返り討ちに合う可能性があるという面白い能力です。
ただ突っ立ているだけで結構なプレッシャーになるので個人的にかなりお気に入りのカードです。
電源デッキにしては珍しく手札アンコール持ちのカードが採用されていません。
無職転生の手札アンコール持ちがあんまり強くないというのもあるのですが、全体パンプ持ちが多いこともあり、パワーだけで盤面を維持できる構築となっています(手札アンコールにパワーを割かれない)。
集中のロキシーのおかげで強力な盤面を作りやすくもなっていると思うので、かなりかみ合いの良いデッキになっています。
まとめ
今回はこんな感じのデッキを作ってみました。
これらのデッキを使ってみて感じた無職転生の印象はこんな感じです。
- 集中のロキシーが強い。
- サーチ力がちょっと弱い(序盤の安定性に欠ける)。
- 防御札、光景逆圧縮があるので詰めのプランや耐えるプランを確実に取ることができる。
- 結構山札を固くできる。
- 緑のカードが使いづらかった(他の人は違うかも)。
個人的にはかなり強いタイトルだなと思いました。
今回紹介した中でおススメの構築は8枝と8電源です。
もし構築に迷った方は是非参考にしてみてください。
それでは!