紳士的にヴァイスシュヴァルツ!

どんなに圧縮しても通る時は通る…紳士的なヴァイスシュヴァルツを心がけよう!

【雑記】時間切れをなくすために心掛けたいこと

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「お前に足りないもの、それは!」

「情熱思想理念頭脳気品優雅さ勤勉さ!そしてなによりもォォォオオオオッ!!」

 

 

速さが足りない!!

 

 

 

 

皆さまこんにちは!

 

突然ですが、皆さんはプレイ中時間を気にしていますか?

フリープレイであれば時間を気にする必要はないのですが、大会では制限時間が設けられており、基本的に制限時間内に決着がつかない場合、両者とも敗北となってしまいます。

つまり、制限時間内に決着がつくようなプレイやデッキの構築ができていない時点で、それは勝利から遠ざかっているということになります。

 

ヴァイスシュヴァルツというカードゲームにおいて戦うべき相手は対戦相手だけではないのです。

ヴァイスシュヴァルツは時間との戦いでもあります。

 

ヴァイスシュヴァルツの制限時間は基本的に30分です。

30分よりも長い場合もありますが、30分より短いことはほぼないため、30分以内に試合を終わらせる必要があります。

この30分という時間、1本制の試合時間としては結構長いですよね(他のカードゲームの1試合はこれよりも短いことが多いです)。

しかしヴァイスシュヴァルツというカードゲームは、ダメージのキャンセルとリフレッシュという要素、そしてプレイ中に行う動作が多いのでかなり時間がかかります。

特に時間を意識せずにプレイしていると、なかなか30分以内に終わることがありません。

 

せっかく良いデッキを作っても、時間切れで負けとなってしまってはもったいないですし、対戦相手にも申し訳ないです。

 

そのため今回は、私自身も含めて、時間切れとならないように心掛けたいことをまとめたいと思います。

思いつく限り挙げてみます。

 

 

1.考える必要がない動作を早くする

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手札のどのキャラを舞台に出すか、効果を発動するべきか、アタックすべきかなど、プレイ中に考えることはたくさんあり、それをないがしろにするとなかなか勝てなくなってしまいます。

 

しかし、プレイ中には特に思考が必要ない動作もいくつかあります。

 

例えば、ターン開始時のキャラのスタンド、ターン開始時のドロー、トリガーチェックやダメージチェック、集中などの枚数が決まっている効果の処理などです。

これらはプレイヤーの意志によって変えることができないので、特別時間をかける必要はありません(特別なカードをトリガーした場合は別ですが)。

 

まずはこれらの行動を早くして時間の節約を狙いましょう。

 

ここで注意したいことが、カードの扱いやチェックが雑になってしまわないようにするということです。

カードを叩きつけたり、放り投げたりするのは当然マナーが悪いですし、トリガーチェックを早くしすぎると、どのカードをトリガーしたかを確認するのに手間取り、かえって時間がかかったりします。

 

また、相手が扉などのクライマックスなどをトリガーした際、回収するカードを選択したりする前にダメージチェックをするのもやめておきましょう。

そのダメージがキャンセルするかによってとるべき行動も変わってくるため、むざむざ相手に有利な情報を与えてしまうことになります。

 

2.最初のターンの行動を試合開始前に考えておく

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たいていの大会だと、手札交換まで終えた後、試合開始まで時間があります。

その間、心を落ち着かせるのもいいですが、試合が始まった時にどう行動するのかを考えておくのが良いでしょう。

 

もし先攻なら、どのカードをクロックに置くか、どのキャラでアタックするか、そもそもアタックしないのか、あらかじめ最初の行動を決めておくと、最初のターンを10秒もかからず終えることもできます。

 

後攻の場合、手札交換で控え室に置かれたカードで相手のデッキが大体分かるので、このキャラが出てきたらこうするなどの行動を考えておきましょう。

当然、相手の行動やダメージがキャンセルするかによってとるべき行動は変わってくるため、それらの可能性も考慮しておけば、かなり時間を節約することができます。

 

試合時間は30分ですが、それ以外の時間も有効に使って時間を節約していきましょう。

 

3.相手ターン中に次の自分のターンの行動を考えておく

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ヴァイスシュヴァルツでは、相手ターンに行動できるのはアタックフェイズくらいなので、ほとんどやることがありません。

その間、「相手ぶん回ってるな~」と眺めているのではなく、時間を有効活用するべきです。

 

例えば麻雀だと、他のプレイヤーの番の間に切る牌はほとんど決まっており、自分の番はすぐに終わります。

 

相手のデッキを考えれば、自分のキャラが倒されるかどうかの判別も大体つくので、次のターンは手札のこのキャラを出してアタックしようとか、キャラが足りなくなるからアンコールや集中が必要になるかもとか、もしレベルが上がったら(上がらなかったら)こうしようなど、結構色々考えることがあります。

 

相手が予想外の行動をしてきたり、想定した状況とまったく異なる状況になることもありますが、それ以外であればおおよそ予測がつくはずなので、次の自分のターンの時間の節約のために相手ターンも活用していきましょう。

 

4.相手がこちらの控え室を見ているときはこちらも相手の控え室を見せてもらう

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試合中相手の控え室を確認することは多くありますが、その間は控え室に集中しているのでカードをプレイするのは避けたいです(トラブルの原因にもなりえます)。

しかしその間何もしないというのはもったいないので、相手がこちらの控え室を確認させてほしいと言ったときはこちらも相手の控え室を確認させてもらいましょう。

 

控え室にはデッキの情報がこれでもかと詰め込まれているので、クライマックスの枚数だけでなく、どんなカードを採用しているのか、特に枚数が少なそうなカードや防御札が控え室にあるのかは見ておくと役に立ちます。

 

プレイにかかわる思考以外で何もしない時間をなるべく削っていきましょう。

 

5.自分の控え室のクライマックスの枚数をすぐに教えられるようにする

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控え室の重要な情報の1つとして、クライマックスの枚数があります。

ストックや手札にクライマックスがある場合もありますが、控え室のクライマックスの枚数が分かれば残りの山札にどれだけクライマックスがあるかが分かります。

相手や自分の控え室のクライマックスの枚数は常に把握しておきたいので、少なくとも自分の控え室のクライマックスの枚数は把握して、相手にも手早く教えられるようにしておきましょう。

 

控え室のクライマックスの枚数を把握しやすくするために、控え室に置かれたクライマックスを控え室の下に固めておくという方法があります。

相手からも見えるようにしておけば、パッと見るだけでクライマックスの枚数を把握できるので、だいぶ時間を節約できます。

この場合、リフレッシュでシャッフルする際にしっかりとシャッフルをしないと積み込みを疑われる可能性もあるため注意が必要です。

 

6.自分が使っているデッキのカードの効果と裁定を把握しておく

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ヴァイスシュヴァルツはルールがはっきりしているので、効果の処理で迷うことはあまりないですが、それでも他の効果と組み合わせた時にどうなるかが分からないこともあります。

プレイ中に処理が分からなくなって、そのたびにジャッジに確認をとっていると、それだけで時間がもったいないです。

そのため、少なくとも自分が使用するカードの効果の処理の仕方およびその効果のQ&Aは把握しておきましょう(公式HPで確認できます)。

 

それだけでなく、相手のカードの効果を知っておくことも時間の節約となります。

いちいち効果の確認をしていてはそれだけで時間のロスになってしまいます。

自分が使用するカードだけでなく、大会で当たりそうなタイトルのカードは把握しておきたいですね(時間の節約だけでなく、試合のプレイングにも大きな影響を及ぼします)。

 

7.自分が使っているデッキのパワーラインを把握しておく

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試合中よくキャラのパワーを確認すると思いますが、そのたびにそれぞれのキャラの効果を確認してパワーを確認していると時間がもったいないです。

少なくとも自分がデッキに採用したカードの効果は把握しているはずなので、どのキャラを出せばパワーがどうなるかは大体分かりますよね?

このキャラなら基本こういうパワーになるというのをしっかり把握しておけば、パワーの確認もスムーズに行えるので時間の節約になります。

 

ただし大体こんなもんだろと思って間違ったパワーを宣言してしまうと、故意でなくともジャッジに注意を受ける可能性があるため、パワーの確認を求められた場合はきちんと計算はしましょう。

慣れていけば計算も早くなります。

 

8.怪しいと思われるような行動をしない

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自分ではそんなつもりがないとしても、相手に怪しいと思われる行動をとってしまうと注意を受ける可能性があります。

例えば、カードを置いている場所がルールで指定されている場所と異なる、カードの向きがルールで示されているものと異なる、非公開領域のカードに理由なく触れるなどです。

 

ついつい癖でやってしまうようなことが、とらえようによっては何らかの不正行為と思われることもあるので、基本的に余計な行動はとらないよう心掛けましょう。

無駄なトラブルを生まないことも時間の節約につながります。

 

9.シャッフルの練習をする

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試合中はデッキをシャッフルする機会が多くあり、ここで時間がないからとシャッフルを雑にしてしまうと、デッキの無作為化ができなくなってしまうので本末転倒です。

しかし、あまりシャッフルに時間をかけすぎると時間がもったいないです。

 

そのため、短時間で確実に無作為化を行えるようにシャッフルを練習する必要があります。

プレイヤーの方々は当たり前のようにシャッフルをしていますが、カードゲームの経験が無い方からすると、素早くシャッフルをするのはかなり難しいと思います。

カードゲームは身体的な差が出にくい競技であると思われていますが、実際はプレイヤーの体力やカードを扱う手先の器用さも要求されます(それで勝敗が決まるわけではありませんが)。

ヴァイスシュヴァルツでうまく勝つためにはシャッフルの練習も大切であると私は考えています。

 

短い時間でデッキの無作為化をするために有効なシャッフルとして、ヒンズーシャッフルとファローシャッフルの組み合わせが多く用いられています。

ヒンズーシャッフルは多くの人が想像する普通のシャッフルです(上の画像のシャッフル)。

この方法だけだとカードの束を入れ替えているだけなので、それぞれの束はほとんど混ざりません。

そのため、同時にファローシャッフルをします。

ファローシャッフルはカードを2つの束にして、片方の束をもう1つの束に横から差し込むシャッフルです。

これを複数回行うことでもともとの束で隣り合っていたカードをばらばらにすることができます。

ヒンズーシャッフルを複数回とファローシャッフルを複数回するのを何回か行えば、ほぼ無作為化することができます。

 

しかしこれらのシャッフルでカードにダメージを与えないように素早く行うのは結構難しいです。

相手のデッキはもちろん、自分のデッキを傷つけないためにも、シャッフルの練習はしっかりとしておきたいところです。

 

10.タイマーで試合時間を計測する

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フリープレイの際に30分の時間内に試合を終えるように練習をするのもとても有効です。

実際にデッキを使ってみないと、自分がどういうところに時間をかけているのかが分からないので、時間を計測して、どういうときに時間切れになってしまうのかを理解しておきましょう。

 

大会では試合経過時間のコールがあったりなかったりするので、自分でタイマーを持っていくのもありです。

その場合、キッチンタイマーのような、タイマー以外の機能がないものでなければなりません。

特に腕時計や携帯電話だと、不正行為に用いられる可能性があるため、注意を受けないためにも上の画像のようなキッチンタイマーを使用しましょう。

 

11.回数をこなす

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こう言っては身も蓋もないですが、結局のところ回数をこなすのが最も大切です。

何回も練習して慣れていけば、様々な状況を経験することができるので、どういう状況でどういう行動をとればいいかが分かり、素早く行動することができます。

 

しかし闇雲にプレイするだけではなかなか結果が出にくいものです。

試合中や試合が終わった後に、ここはこう考えたからこうしたとか、あそこではこんな状況も考えられたからこうした方が良かったとか考えるとさらに行動を決めやすくなります。

また、同じ相手とばかり対戦していると、あまり多くの状況について学べないため、積極的に大会に参加して、いろんなプレイヤーと対戦するのが良いと思います。

 

時短のためのテクニックも慣れないとうまく活用できないので、しっかりと意識して練習していく必要があります。

 

最後に

時として、自分は時間に気を付けて早くプレイしているのに、相手のプレイが遅くて時間切れとなってしまうことがあります。

故意ともとれる場合には相手に注意しても良いと思いますが、相手も努力した結果である場合もあります。

そのような場合は注意してもどうにもならないこともあるため、可能な限り自分で時間を節約し、なんとか時間切れとならないようにしましょう。

 

時間切れを無くすためにうまく時間を節約することは、自分だけでなく相手にも恩恵があります。

お互いに時間に気を配って制限時間内に決着がつくようにしたいですね。

 

 

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スクライド参戦したりしないかなあ...